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笹山日記|十日町市教育委員会

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笹山日記

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第10回つまり市民里山学会で圧痕調査の結果など発表します
キョロロ主催の会で圧痕調査と実験栽培の結果を発表します。

会の案内は下記のURLからどうぞ(キョロロの公式Facebookページです。)

基本は口頭発表なのですが、要旨を「2ページ」も求められたので、「普通1/3ページくらいなのになあ、待てよ・・・ってことは予稿のようなものか。」と勝手に解釈し、A4用紙2ページまるまる文字を書きまして、そのせいで共著者の佐々木さんの手をかなりわずらわせてしまい色々と大変でした。

で、あとになって主催者から「写真とか入れてくれたらいいのに。」と言われ、「そういうことは先に言ってよ!」と特大ドングリを投げつけたりはもちろんしませんでしたが、でもおかげさまでこれまでやってきた実験の成果について頭の中がだいぶ整理されまして、即興にしてはいい感じに仕上がったのでした。勿怪の幸い、いや、棚からぼた餅、いやいや、瓢箪から駒、、、じゃなくて、なんていうんでしたかこういうの・・・怪我の功名?・・的な感じですたぶん。

3月3日(土)13:30〜16:00で、僕の発表は14:00からだそうです。よろしければ皆さんも是非いらしてください。

ちなみに3月4日(日)10:00〜12:00は、「ささやまラボ 火焔型土器チョコ作り」で、

そのあと13:30〜15:00は県立歴史博物館で「ミュージアムの女」
http://nbz.or.jp/?p=15660

・・・間に合うか?!

調査員

(2018年02月19日)
【URL】https://www.facebook.com/events/1781485192147655/
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雪まつり 2日目3日目
土日の雪まつりは、大盛況

・・・だったらよかったのですが、吹雪のせいかお客様はチラホラ。

笹山縄文館3階にあがって来たお客様の数は、2日目が60人、3日目がなんと12人・・・。すこしだけですが、小さい人もきました。

お客様が少ないせいでしょうか、各地の会場では「貴重」なお客様に手厚いサービスがあったとか、そんな噂を耳にしました。

笹山の広場にある復元住居の中でも、似たような雰囲気が感じられました。いわゆる「おもてなし」というのでしょうか、来てくれた方は喜んおられたような気がします。

3日目。

縄文時代の復元住居にお邪魔したら、炉の上に「鉄鍋」、そう「鉄鍋」がぶら下がっていました。もうひとつの復元住居では、深鉢形土器の底に「ギンナン」を入れて「煎ろう」とし、そう、「ギンナン」を「深鉢の底で煎ろう」として、うまくいかなかったとか。

そして、実験用に吊るし燻していた味噌玉は、降ろされて壁際の土の上に直接置かれていました。土の上じゃ腐っちゃうと思うので、別の場所に吊るし直しておきました。みたところ、特に色調の変化がありませんでした。ほとんど変わってないようです。

燻しが全然足りてないのでしょう。この調子だと程良くすすけて黒くなるのに何年くらいかかるのでしょうか。


調査員

(2018年02月19日)

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十日町雪まつり 1日目
お久しぶりです。

このところ笹山に来ていませんでしたが、今日は朝からずっといます。

明日と明後日、笹山縄文館3階で本物の土器を持って撮影できるサービスの準備をしつつ、コンテストに出すという広場の雪像作りのお手伝いをしつつ、「つまり市民里山学会」の発表予稿を作りつつ、、、コーヒーをぐいっと飲むお仕事をする、そんな感じです。

土器を持っていただくというサービスは、もしお客様が落として壊れたりしたらどうするんだろうと思われるかもしれません。

僕もそう思います。

ほとんどの方はその重大さに気づいていただけるので、ほぼ心配いらないのですが、なかにはそうでもない方もいらっしゃるわけで、

「お〜結構軽いんだね〜」(ブンブン)

ということがあって、過去に1度か2度くらいですが、どーっと冷汗かいたりしたこともあります。

みなさんに触れて本物の味わいを感じていただきたいと心から思っているのですが、同時に、実際は本当に難しいものだとも思います。バランスです。

それはさておき、これから雪像作りが大詰めです、、、審査時間が迫ってきました。

頑張ります。


調査員

(2018年02月16日)

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雪国体験女子ツアー、ささやまラボその1、圧痕部
今日は少し慌ただしい1日となりました。

朝から雪国体験ツアーの方々に笹山遺跡や土器について解説。

終わるや否や、ささやまラボへ突入し、

ランチタイムはいおサポさんとのミーティングで、午後は圧痕部。

そして、いまやっと一息ついてこの記事を書いています。


今回のラボは親子連れがメインでした。

恒例の拓本取りは、ちょっとしたオプションをつけてみたところ、

これが結構楽しくて喜んでいただけたご様子でした。

体験の成果は、やっぱりはっきりとした「形」になった方がいいですね。

わかっていたようでいて、まだまだわかっていなかったのかもしれません。日々勉強です。

チョコは無事に全員成功!

これをお土産にして、もしおウチで思い出話に花を咲かせていただけたなら、

このプランも大成功です。


調査員

(2018年02月04日)

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味噌玉を燻す
味噌玉を竪穴住居に吊るして燻しています。

もっと早くからしなければならなかったのですが、

なんとなく今日までズルズルと・・・。

菌の変化は望めませんが、味にはきっと反映するんじゃないかと、

淡い期待を抱いています。


調査員

(2018年01月14日)

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笹山圧痕部、お部屋を整理する
今日は圧痕部の日。

いまの作業はもうデータの集成と整理に入っています。

土器、シリコン型、計測値、一覧表、画像。

去年度から今年度にかけて調査環境の変化があったので、

あちこちに散在しているデータをかき集めていました。

その過程で、別のお仕事の画像も一緒のメディアに入っていたりして

ぜんぜん片付いてないことが発覚。

「じゃあそれもついでに・・」などとつぶやきつつそれも整理していたら、

案外たくさんあって、かなりの時間を浪費してしまいました。なんということでしょう。

一応は片付いたものの、肝心の圧痕の方の進捗は微々たるものに・・・。うー。

受験勉強のときの「お部屋の整理」みたいな一日を過ごしてしまった、そんな気分です。

それにしても、シリコンの計測値と水浸実験をしたマメの計測値とを見比べていたら、どうもきになることが・・・。


調査員

(2018年01月13日)

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1月28日のサイエンスZEROに土器圧痕分析が
今年初めて縄文館に行ったら、ずっと水につけていた豆が、

というか、つけたまま忘れていた豆が、なんと、カビだらけになっていました。すぐ捨てました。

小学生の頃、理科の実験はさほど好きではなかったことを思い出しました。

それはそうと、とある筋から圧痕分析がNHKのサイエンスゼロで紹介されるとの情報を得ました。

この分析のパイオニア、熊本大学の小畑先生もご出演になるとのこと。圧痕分析がどんなことを明らかにしてきたのか。みなさんにもご覧になってみてください。

笹山遺跡の成果が形になるのは、、、またそのとき報告します。

なお、教育委員会組織規則によると、文化財課埋蔵文化財係には調査・研究がしっかり入っていました。安心しました。

 文化財課
 埋蔵文化財係
 (1) 埋蔵文化財の調査、研究及び指定に関すること。
 (2) 埋蔵文化財の保護に関すること。
 (3) 埋蔵文化財に係る指導及び相談に関すること。
 (4) 埋蔵文化財資料の刊行及び頒布に関すること。
 (5) 火焔の都の整備及び笹山縄文館の管理運営に関すること。

調査員

(2018年01月12日)

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笹山縄文カレッジ チンコロ作り
昨日、チンコロ作りを行いました。

講師は、伊乎乃の里・縄文サポートクラブ代表の阿部美記子さん。

笹山のために、

縄文バージョンで土偶をモチーフにしたチンコロ、

「ドグコロ」の開発にもご協力くださいました。

上の写真は、阿部さんが茶色だけを使って作った試作品。

当日、どんなものができたか、、、報告を楽しみに待っています。


調査員

(2017年12月18日)

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デカくなる豆を見つける
「マキを覆っていたブルーシートが見当たらない。」

そんな一報をお受けして、笹山に急行。

探そうとするも、もう肩くらいまで積もった雪は深すぎて、

行くべきところにはたどり着けず、断念。

踏みこめそうなところを歩き探しては雪に上がって周囲を見回したみたものの、

結局はどこにありませんでした。

笹山にいらっしゃる方で、もしどこかでブルーシートを見かけた方は、文化財課までご連絡を。。。


そんななか、整理室で驚きの光景を目にしました。

光景というか、かなりピンポイントです。

なんと、放ったらかしにしておいた水付けのマメの一部が・・・

巨大化していたのです!

なんせ前回の報告から11日も経っているので、いったいいつ大きくなったのかはわかりません。

でも、ひとつも大きくならないという判断は完全に大間違いでした。

なんだか振り出しに戻ったような気がします。

この大きい豆だけを植えたら、どうなんだろう、やっぱり大きいのが、

というか、「水につけると大きくなるマメ」ができるんでしょうか。

実験って面白いですね〜!


調査員

(2017年12月14日)

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裂莢性の喪失
アズキやダイズの栽培化で現れる特性を栽培化症候(徴候)群といいます。

ドメスティケーション・シンドローム。

そのひとつに、裂莢性(れっきょうせい)の喪失というのがあります。

マメは、莢の中に入っていて、野生のものは成熟すると莢が自分で割れて中のマメを散らかす性質がありますが、栽培するとこれがだんだん失われて自分では割れなくなります。自分で割れなかったものを選択的に採集し続けることで伸張する特徴と考えられています。

ところで、今回の実験の関係で、晩秋に引き抜いたヤブツルアズキのツルをまだとっておいてあります。すぐ捨てるのもなんだし、片付けるのもなんとなく面倒だしで、バケツに入れて放っておきました。

きっと自然と割れていくのだろうと思ってすでに3週間近く放っておいていたのですが、案外、自然と割れたのはごくわずかでした。全体の中でどのくらいかははっきりしませんが、ざっと見た感じでは1割前後が割れずに残っているかな、という印象です。

ここでふと思い出したのは、裂莢性の喪失についてでした。そういえば、自分で割れなかったものを選択的に採集し続けるのって現実的じゃないような・・・。採集するならできるだけ多く取りたいと思うのが人情ですから、目につくものは全部取っちゃう。1割しかないものを選択って・・・、など。

栽培化(栽培による遺伝的変異)にいたる方法は、実はまだよくわからないというのが本当のところかもしれません。


調査員

(2017年12月04日)

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大きくなりました!
今日も粛々と圧痕部。

やることが沢山あってどれも同時進行。

そのひとつ、豆の吸水実験をしました。

ノギスが見つかったからです。

さっそくヤブツルアズキとツルマメを水につけまして、

6時間ほど吸水させてみました。

すると、びっくり!



0.1mmほど大きくなりました。



「え・・・たったそれだけ・・・?」

どうやら、24時間に挑戦しないといけない気配ですが、きっとそんなに巨大化しないんでしょうね。

これでは到底、土器に圧痕を残した豆の大きさには及ばないでしょう。

だって、土器のダイズ圧痕は、ツルマメの倍ほどありますからね。


栽培化、間違いなし。


調査員

(2017年12月03日)

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おしるこは見えてきたか
今日はせっせと圧痕部でした。

集めた圧痕シリコンをまとめる作業。

作業日がバラバラだったり、片付けたり出したりしいてるうちに、

土器とシリコンの対応関係がよくわからなくなったり、

「そもそもシリコンはどこいった」的な事件があったり、

まとめる以前のモノ探しに追われてしまいました。


それはそうと、全部のシリコンを改めて通覧すると、アズキとダイズが多くて、あとはエゴマとが少し、という印象です。

単純でいい感じです。

でも、アズキは、ヤブツルアズキとそっくりなので見た目ですぐ分かりますが、

ダイズは、ツルマメと違うのか同じなのかよくわからない。

というのも、ダイズは水を吸うとサイズはもちろんタテヨコ比まで変わるそうですから、無理もありません。土器を作った時に混ぜたんだから、当然、土器から水を吸って大きくなっているはずなのです。

これでは、このダイズが標準より大きいのか、小さいのかそれさえわからない。

というわけで、手持ちのツルマメ種子を水につけてみることにしました。どのくらいの大きさになるのか。

「さ〜て、どうなるかなー」(ワクワク)、、、そう思ったのもつかの間。

「いやまてよ、水につける前も測らなきゃじゃん。ってことは、ノギスが必要なわけだけど・・・」

「あれれ、、、、ノギス(計測器)、どこだろう、どこいった〜〜〜〜〜〜!?お〜〜〜い、ノギスや〜〜〜い!」


と、またしてもモノ探しでひと騒動なのでした。

おしるこへの道はまだ遠い。


調査員

(2017年12月02日)

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笹山縄文カレッジ ドッキー作り
初のドッキー作り。

土器の破片にそっくりなクッキーを作ってしまおうという、なんともマニアックすぎる企画。

でも、5名のお客様が来てくださいました。

講師は「いおサポ」代表の阿部美記子さん。実に楽しい会でした。


指示に従って私も一緒に粉とかバターとか、コネコネしていましたら、

あっという間に制限時間いっぱいになってしまいました。

で、最後の間際に慌てて作ったのがこれ。

わかりますか。って、分かる人はまずいないと思いますが、

 1 低い鶏頭冠(けいとうかん)の内面(一番でかい)

 2 普通の土器の口縁部(左下)

 3 三角形土偶(右下)

の3点です。

一番よくできたのは、2番目の口縁部。1番じゃないのが意外ですか。そうですか。

なにがよくできたって、裏を見ると実はちゃんと内湾していること、

その内面につくことがあるおコゲを克明に再現したことです。

きちんと再現を意識したこと、そこが肝です。

ペタッと置いて紋様づくりに夢中になっていると忘れがちな湾曲。

そして、使ったならつくであろうおコゲへの配慮。

ちゃんと土器の一部として作る、まさに匠の技です(自賛)。

じゃあ、そん内面が実際、どうなっているか・・・・

画像が一枚しか貼れない!ダメだ!見せられない!残念!(また、いずれ)


なお、今日の参加者は5名でした。

うち1人は3歳児。一生懸命に、なぜか「うさちゃん」を作ってました。

「みてー!」というので見ると、どう見てもスライムなので「うさぎじゃないじゃん」とツッコむと「げへへへへへ」とイタズラ笑いし、

しばらくするとまた「みてー!」というので、今度はできたかと思って見ると

そこには少しだけ形を変えたスライムがあるので「うさぎじゃないじゃん」とツッコ・・・(永久ループ)。

横にいらっしゃったお母様の手元を見ると、こちらはなぜか「ミニチュア土器」を作っていらっしゃいました。

なるほど。

今日は「血統」について勉強した気がします。


いおサポメンバーも1名、お手伝いに来てくださいました。感謝です。


調査員

(2017年11月26日)

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栽培って
青森県の有名な三内丸山遺跡の調査で貯蔵穴に入っていた大量のクリについてDNA分析したところ、自然のものに比べて多様性が乏しいことから、栽培されていた可能性が指摘されています。もう十数年前の分析結果です。

その後、じゃあ今度はクルミで、と二匹目のドジョウが狙われたわけですが、その結果はなんと「自然のもの」だったといいます。

三内丸山遺跡 特別研究
http://sannaimaruyama.pref.aomori.jp/special/koubo_shi.html

あんまり単純に「自然のもの」というと語弊があるので言い直すと、「すくなくとも栽培されたものといえる確実なDNA配列ではなかった」、というところでしょうか。

ともかく、有用な植物が何でもかんでも栽培の対象になっていたわけではないことが示されたといえるかもしれません。

一方、最近のマメ栽培の可能性については、最大の根拠が縄文時代中期から認められる土器圧痕の大型化です。栽培化の兆候の一つだからです。

実りのいいものだけを採って、大部分は食べてしまって、残りを撒く。そしてまたいいものだけを採って、、これを繰り返すと、実りのいいものだけが選ばれて(「人為選択」)、大きさを決める遺伝因子の変異のトリガーを引く可能性を高め続けることになる、ということだと思います。

もちろんマメからDNAが採取できればいいのですが、炭化しているマメが少し見つかることはあっても、大量に貯蔵されていた例はまだ見つかってないので、いまのところは圧痕の大きさだけが頼みの綱になっているのです。

他に方法はないだろうか。

DNAや大きさのような結果から考えることも大事ですが、そもそも栽培することの意義は何かを考えるところから始めることも大事です。

栽培する動機、それは、自然の状態から採取するよりも何かの理由で「良い」からだ、というふうに考えても許されるでしょう。

「良い」にもいろいろあって、採取にかかる時間の長さ(短いほうがいい)、収量(多いほうがいい)、気分(大きいほど爽快?)、政治的・宗教的観念(何かの秩序が守られる)などがあります。他にもあるでしょうし、そのどれかひとつだけとも限りません。

栽培実験が検証しているのは、このうち採取にかかる時間の長さと収量に関することです。これについてはだいたいの計測を終えてデータを作ることができましたが、もちろん、これだけでは検証にはなりません。自然のものと比較して本当に「良い」といえるのかどうかにかかっているからです。

クリの栽培についてもいえることですが、栽培する方が良いというのがあたかも自明のものとして価値づけされていることはないでしょうか。たとえば、栽培するということは、自然のものだけで足りなくなっているのかもしれず、つまりそれだけ自然に負荷をかけ続けてきたために自然のバランスを崩していることを暗示しているかもしれません。バランスを崩しているということは、長期的に見ると集落の将来が危ぶまれてくるかもしれません。かもしれませんかもしれません。

「良い」を決める際に、しらずしらずのうちに、現在の私たちに近づいていることを肯定的に捉える価値観が入り込んでいることもあります。何が「良い」といえるのか、その基準や尺度を間違えないようにしないと、縄文文化の実態をはかり間違えたりとか、いろいろ大変です。気をつけたいと思います(自分に)。

調査員

(2017年11月21日)

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縄文文化体験モニターツアー 縄文女子限定
縄文女子限定のモニターツアーが、

昨日は博物館、今日は笹山に来てくれました。

十日町市観光協会さんの主催のこの企画。

伊乎乃の里・縄文サポートクラブや笹山縄文の里さんと協力して、

笹山縄文館での解説やら拓本体験の講師やらをさせていただきました。

土器チョコも楽しんでいただけたようですし、よかったよかった。

遠くは佐賀県や愛知県からもいらっしゃっていて、その情熱に心打たれるものがありましたが、

普通に「格安の旅行」という興味で持ってきてくださった方もいらっしゃいました。

ありとうございました。またいらしてください。楽しみにお待ちしております。


終了後に、いおサポの方とミーティング。限定された興味に対応するのがいいのか、

それとも広汎な興味に対応するのがいいのか、いろいろと意見があるようでした。

全部をご用意できるものではないので、たしかに考えどころかもしれません。

初めての受託事業で大変でしたね。お疲れ様でした。


調査員

(2017年11月12日)

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