十日町市博物館

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角間のねじりスギ
昔、村の人たちが、まだ仏様のありがたさを知らなかったころ、一人の坊さんがこの村をとおりかかった。夏の暑いさかりだったので、へとへとに疲れたうえ、のどがかわいて仕方なかった。そこで道ばたの家に入って「水を一杯いただきとうございます」と頼んだが、その家では、ハタを織りながら見向きもしないで「水などないよ」と相手にもしなかった。どこの家からも断られた坊さんは、日が暮れてもご飯はおろか一杯の水さえ飲むことができなかった。

「わたしは御飯も水もいらないが、あわれなのはこの村の人たちだ。あの様子ではいつまでたっても仏のありがたさを知らずに過ごすだろう」と涙をこぼし、「せめて私が来たことを後の人々に知らせたい。そうすればいつかは仏の教えに帰依するときもあろう」と、傍らの小さな杉の木をねじって「このまま伸びよ」と言い残してどこかへ立ち去った。

その杉が坊さんのいいつけどおり、ねじれたまま大きくなっていくので、村人も初めて仏様の大きな力を知り、仏様を信仰するようになった。そして、いつしか「あれは弘法様のねじり杉だ」と村人から大切にされるようになった、という。

今。ねじり杉の根もとには、何本もの小杉が生えているが みな親杉と同じようにねじれている。
(「中里村史 通史編 上巻」、81-82頁より)

昭和57年(1982年)4月1日に旧・中里村文化財第1号に指定されました。
昭和60年(1985年)3月29日に新潟県の天然記念物に指定されました。

樹種:スギ
樹高:18m(昭和63年)
幹周り:3.05m(目通り)
推定年齢:約280年(西暦1738年頃〜)

(1) 種別 天然記念物
(2) 名称(読み) 角間のねじりスギ(かくまのねじりすぎ)
(3) 記号・番号 天・第63号
(4) 所在地 十日町市田沢未1061番地
(5) 管理者 角間地区
(6) 指定日 昭和60年3月29日


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