十日町市博物館

English
Site Map
Inquiries

指定文化財|十日町市博物館

HOME > 情報アーカイブズ > 指定文化財
観泉院山門
市内土市の観泉院は、弘治2年(1556)開創された曹洞宗の大刹です。
 
享保13年(1782)火災に罹りましたが、同19年(1734)まず本堂が再建され、明和4年(1767)に現在の山門が建立されました。寺の記録により、これらの建造には、出雲崎の大工衆が建築にたずさわったことがわかります。
 
山門の形式は、切妻造の「一間一戸四脚門」。総欅・素木造で、禅宗様式を基調とし、良質な欅材の木目を活かした精緻な彫刻が随所に用いられた装飾豊かな建築です。
 
最大の特徴は架構で、高さの異なる親柱と控え柱を前半部は海老虹梁、後半部は水引虹梁と笈形で処理しており、二つの手法を一つの門で併用した極めて珍しい例です。
 
この山門は、同時代の建物で同様の形式を持つ智泉寺山門の、骨太で剛健な風情と比べると、やや細めの部材を用い彫刻が随所に施されているなど、江戸時代の中期の華やかな気風にあふれていて、妻有の近世寺院建築を語るに欠かせない建造物です。(文化財課)

▲一覧へ戻る