十日町市博物館

English
Site Map
Inquiries

指定文化財|十日町市博物館

HOME > 情報アーカイブズ > 指定文化財
旧室岡家住宅(十日町市まつだい郷土資料館)
この地域で代々有力な農民であった室岡家の住宅を、昭和54年に旧松代町が譲り受け、昭和59年から「松代郷土資料館」として活用していましたが、地滑り地帯であり、平成16年の中越地震やその後の豪雨、大雪等により、被害を受けており、平成17年の合併以前より移設が望まれていました。

合併後、十日町市では文化財の保存、活用を目的に移転工事を、平成19年11月から始め平成21年3月に竣工させました。
 主屋は桁行15,946m、梁間9,256m入母屋造金属板葺前中門付、平入。総二階建てで、一部小屋裏を利用した三階に相当する部屋があり、南面西寄に切妻造金属板葺妻入の形で総二階建の前中門、東寄には平屋建片流金属板葺の庇がついています。
また、西面北寄には総二階建幅約一間の突出部があり主屋からの葺おろしの形で金属板葺の屋根がかかり、北側背面中央部にも総二階建幅約半間の突出部があり、その上部は軒下に納まっています。
よってこの主屋は前中門のついた「中門造」として位置づけられます。

意匠的、技術的に優秀で造形の規範となるものであり、豪雪地帯に対応した民家で地域的特性を持ち、今後再現することは容易ではないことから、近代期最後の農家建築として、その合理性と完成度の高さを併せ持つ主屋として評価されます。
【調査報告書(元新潟県文化財保護指導員 山崎完一氏・一級建築士 早川知子氏)】

▲一覧へ戻る