十日町市博物館

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指定文化財|十日町市博物館

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木造阿弥陀如来立像
市内川原町の来迎寺に安置されている像高42,5cmの阿弥陀如来像です。
肉身はベンガラ漆塗で衲衣は漆箔。 偏衫の上に偏袒右肩の大衣をまとい、来迎印を結んでいます。
小像ですが、端正なつくりをしており、唇や小鼻の小さく緊る穏やかな表情や、なだらかな体躯の起伏に従って流れる衣の襞もよく整えられ、自然の趣を失っていないところなど、鎌倉時代後期の特色がよく表れている佳作で、中世の仏像として貴重な存在です。

来迎寺の属する時宗教団は、当地方の歴史に深い関わりを持っています。『一遍上人絵詞伝』『他阿上人法語』、遊行寺に残された過去帳などに、この地方の人々の名前や事跡が記録されており、これらを抜きに妻有の中世史を語ることはできません。

このお像は言い伝えや安置された由来から、来迎寺が市内下条にあった時代の仏像と考えられますが、台座には享禄3年(1530)の修復時に記されたとおぼしき墨書銘があり、その事を裏付けています。(文化財課)

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