十日町市博物館

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常設展示|十日町市博物館

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新潟県笹山遺跡出土深鉢形土器(国宝)

縄文ムラのくらし

縄文人の生と死と

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越後縮の紡織用具及び関連資料(重要有形民俗文化財)

十日町の積雪期用具(重要有形民俗文化財)

越後アンギン

絹織物

郷土植物園と遺跡ひろば

縄文人の生と死と
祈(いの)りと祀(まつ)り

 生活の全般にわたって自然に大きく依存して暮らしていた縄文人にとって、自然に存在する事物を取り込んだ祈りや祀りは生活の重要な位置を占めていたことでしょう。狩りの様子を描いた土器や動物の土偶などは、狩猟に対する思いや、食料となる命への真摯な眼差しを反映したものではないでしょうか。
一方で土偶や石棒などのように、人間と似た形、あるいは人間の一部を模(かたど)ったように見える道具は、彼・彼女ら自身の病気や怪我(けが)、あるいは出産や再生を願う祈りと繋がっていたのかもしれません。

 栗ノ木田(くりのきだ)遺跡で、縄文時代後期(約4,500〜3,250年前)の墓が発見されました。地上には幅約25cm、高さ60cm前後の柱状の立石(りっせき)を中心にして、周辺に偏平な石が敷き詰められ、その下から5基の墓壙(ぼこう=墓穴のこと)と2個体の鉢形土器(はちがたどき)が発見されました。これは配石墓(はいせきぼ)の集合したものと考えられています。
立石配石遺構
配石墓の復元
 栗ノ木田遺跡の配石墓は、上部に配石、下部に墓壙を有し、いくつもの墓壙から細かい骨片や土器が検出されました。この土器は死者の頭部や顔面にかぶせた伏鉢(ふせばち)と推定されます。伏せて被せた理由はよくわかっていませんが、最近の古人骨の研究では病死した人にそうしたとの説があります。なお、この伏鉢の胴部には小さな孔が開けられていましたが、この理由もよくわかっていません。
配石墓の埋葬の状態
土偶
 土偶は、人または人に似た形の精霊などを模ったと考えられている、縄文時代の象徴性の強い道具です。その多くが女性(らしき姿形、部分)を抽象的に表現しているため、出産、繁殖、生産への祈りと結びついていたのではないかと考えられています。
また、病気や災害等の災厄を受ける身代わりとして、作られ、そして意図的に破壊されたとする説もあります。 当地方には、三角形をした小形の土偶(三角形土偶または三角形土版)も沢山作られており、特に笹山遺跡では多く発見されています。
土偶

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