この板碑は、もとは友重の十二社境内にありましたが、国鉄干手発電所の放水路敷となったため、現在は川西文化財資料収蔵庫の中に保管されています。
大日如来の真言、「キャ・ヵ・ラ・バ・ア」の五大種子を刻んでおり、魚沼地方では他に類例がありません。
現存高72cm、幅42cm、厚さ17cmで、種子の刻みは比較的深く、その左側下に「正平十四年七月十九日」(正平14年は西暦1359年)の南朝年号の造立記年銘、右側下に「孝子敬白」の造立銘を刻んでいます。
1976年(昭和51年)に旧・川西町の文化財に指定されました。