標高375mの尾根上にある戦国時代の山城です。 松代(まつだい)・蒲生(かもう)・室野(むろの)城への眺望が良く、北方への備えに適した位置にあります。
蓬平(よもぎひら)集落の西方にあり、城の縄張り地内には、城、堀の下、馬屋久保、水坪(みずつぼ)、岩清水、といった地名が残っています。
主郭は比較的広く、東南方向にやや大きい空堀があり、その下は3段に分かれた削平地が作られています。さらに、蓬平集落に向かって土塁の跡があり、この下が大手道になっています。東西方向の尾根には空堀(深さ10m、幅3m、長さ10m)があり、この尾根方向に削平地があります。尾根は2本にわかれており急峻です。
1970年(昭和45年)8月7日に旧・松代町の文化財に指定されました。