1749年(寛延2年)に出雲崎の大工衆が建築した入母屋造り二重の仁王門です。
「みの甲」の曲線が美しく、足廻り、軸部、斗栱(ときょう)※、軒廻り、妻飾り、柱間装置、天井などの構造手法が近世の社寺建築に指標を与えて貴重です。創建当時は茅葺でしたが、現在は上から銅版を葺いています。1993・1994年度(平成5・6年度)に修復工事を行いました。
1979年(昭和54年)6月23日に旧・川西町の文化財に指定されました。
※斗栱…建築物の梁(はり)や桁 (けた) にかかってくる上部の荷重を集中して柱に伝える役目をもつ部材の総称。組物ともいう。