山間部の高台に建つ温泉旅館の本館で、昭和12年(1937年)の創建です。3階建、入母屋造、桟瓦葺で正面中央に車寄せ玄関を突出させ、大屋根に千鳥破風を付しています。客室をはじめ客溜りや階段室も銘木を使い、座敷飾りや欄間、天井造作など手の込んだ細工になっています。内外とも風格ある佇まいをよく残しています。
平成17年(2005年)7月12日に国の登録有形文化財に指定されました。
木造3階建、瓦葺、建築面積514㎡