十日町市に所在する縄文時代中期・後期の大規模集落からの出土品です。土器は、遺存状態が良好な優品が多く、火焔型土器など、地域的特徴と変遷が分かります。石器には、50Km以上も離れた地域の石材が使われており、信濃川を介した人々の往来や物資の交換が推定されます。信濃川流域における縄文時代中期~後期の遺跡の様相を良く示すとともに、他地域との交流が明らかにできるなど、学術的価値が高いです。
中期の土器
後期の土器
石鏃
打製・磨製石斧
石匙
石皿・磨石類
土偶
土製耳飾
野首遺跡の位置