樽沢開田遺跡※から出土した縄文時代後期から晩期(今から約4,500~2,500年前)の土器(土製品と同義。)と石器(石製品と同義。)です。中でも後期後葉~晩期前葉の土器は魚沼地域と県内各地ないしは東北・関東・北陸地方をはじめとする他地方との文化的交流を解明するうえで重要な資料です。
2016年(平成28年)3月28日に十日町市の有形文化財(考古資料)に指定されました。
※樽沢開田遺跡は、新潟県を代表する縄文時代後期から晩期の集落跡です。十日町市教育委員会の発掘調査により、石組炉2基、焼土31基、土坑10基、立石配石遺構1基、配石遺構6基、埋設土器9基、ピット類などが発見されました。長さ6mを超える立石配石遺構は新潟県内最大級の大きさです。少なくとも立石配石遺構は墓と予想されますが、遺構下部を発掘せず埋め戻して土中保存したため詳細は分かっていません。集落北側の土器捨て場からは土器や石器など多量の遺物が出土しました。
土器
土製耳飾
注口土器
土偶・ミニチュア土器等