松之山湯本に伝わる小正月行事です。
この日、正月に飾られた門松やしめ飾り、神棚の古札、書初めなどを持ち寄って、雑木と稲わらで高い塔を作り、古式に則り、火打ち道具で火をつけ、賽の神を行います。この日が燃え尽きる頃、灰を雪と混ぜあわせて炭を作り「おめでとう」といいながらだれかれとなく顔に塗りつけて回ります。無病息災、家業繁栄を祈る素朴な行事ですが、松之山地域の奇習として広く知られています。
平成3年(1991年)2月1日に旧・松之山町(現・十日町市)の文化財に指定されました。