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終了

HAKKAKE展示 イッカクの牙

HAKKAKE展示

イッカクの牙

日時

2020年10月14日(水)〜2020年12月7日(月)

会場

HAKKAKE(十日町市民交流センター「分じろう」内 文化歴史コーナー)

内容

イッカクの牙を展示します。

和名「イッカク」という北極海域に生息する海生哺乳類の牙(きば)です。この資料は、江戸時代の十日町において、越後縮の商いで栄えた縮問屋・加賀屋の土蔵の中に保管されていた蕪木元昭家資料(江戸時代末期)です。

江戸時代、イッカクの牙はオランダ商人を通じて日本に輸入され、解熱や解毒に効く漢方薬として珍重されていたのです。そしてここ「分じろう」が立つ場所にその加賀屋が店を構え、薬店も経営していました。その薬店の「薬種名寄帳」といった幕末の帳簿から、イッカクの牙を薬として販売していたことがわかりました。
また、光沢があり美しいことから、根付(ねつけ)と呼ばれる細工物として加工され、装飾品としても江戸時代の人々に愛されていました。