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旧 笹山日記

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旧 笹山日記

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御用納め
2013年最後の仕事日となりました。

笹山縄文カレッジ
(みんなで掘る笹山遺跡、ささやまラボ)、

その他の行事に参加していただいたお客様、

笹山に関し応援、サポートしてくださっている皆様、

そしてこのページをご覧になってくださるたくさんの皆様、

今年一年、大変お世話になりました。

ありがとうございました。

この一年、たくさんの出会いと出合い、発見があり、私達も皆様に支えられながら成長することができました。

来年も皆様に楽しんでいただけるよう、この笹山事業をより盛り上げ、発信していきますので

どうぞお付き合いよろしくお願いします。

来年も皆様そして笹山にとって良い年となるよう願っております。


じぇじぇ、ちょっとマジメすぎましたか。

作業員A

(2013年12月27日)

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感謝をこめて
2013年も残りあと5日となりました。

笹山縄文館も今年1年の感謝をこめて大掃除を行いました。

3階の作業室のワックスがけの様子です。(写真)

遺物の入っているケースや机をすべて別の部屋へ

移動させお掃除開始!

ワックスをかけた甲斐もあり床はピカピカ。

やっぱり気持ちが良いですね。

大掃除も終わり縄文館も無事に年が越せそうです。






(2013年12月26日)

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雪炎の復元を復元
なんのこっちゃ、と思われましたか。


まず、雪炎(ゆきほむら)とは、笹山遺跡出土の火焔型土器で、

国宝登録番号ナンバー1につけられた愛称のことです。



ちなみにこの雪炎、

アメリカのスミソニアン博物館群のひとつ、アーサー・M・サックラー・ギャラリー

フランスのパリ日本文化会館

イギリスの大英博物館

という錚々たる場所に展示され、好評を博したこともあります。

さてさて、この雪炎はその美しいフォルムから

多くの人々を魅了してやまないのですが、

土器作りをされる方々からもやはり人気で、よく作成の対象とされています。

作業員Aも、何度見ても、どの他の土器と比べても、

やはり雪炎に一番うっとりとしますね。

先日の土器焼き会にも、お客様が雪炎をお持ちになりました。

ものすごく精巧に上手に作られていたのですが、

残念なことに色んな条件が重なり、途中で崩壊してしまいました。

なので、私たちとしても何かお手伝いを、と思い

現在その復元個体を復元作業中ということなのです。

非常に前置きが長くなりましたが、表題はそういうイミです。


割れた破片を見ていると、土器の外側と内側の温度差による収縮率の違いで割れたのだろうと思われ、

大概が表面と裏面が2層もしくは多層にはがれています。

接合するには難しいパターンです。

そして、復元個体を復元する作業は我々も初めてのこと。

ですが、できるだけ美しく、できるだけ早く修復してお渡しできるようにと思っています。


(2013年12月25日)

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縄文人の気持ち
今日は遺構052の石囲炉跡に埋設されていた土器を

洗いました。

特に文様があるわけでもなく、仕上がりも綺麗に

なでてある感じでもなく、炉に埋めることを前提

に作られたような土器でした。

笹山の復元住居にも土器埋設複式炉が復元されて

ありますが、実際に炉を囲んでどんな使い方をさ

れていたのか話し合うと結構楽しいです。

しかしもっともっと縄文人の気持ちを感じ取るには…

縄文人と同じ生活をすることだそうです!!

なるほど〜!

皆でやれば楽しそう〜♪

あれ?趣旨を外れているような…(笑)


まだまだ縄文人の気持ちを知るにはほど遠そうな

作業員涌井でした。

(2013年12月24日)

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016って
調査員阿部です。

速報展示の関係もあって016竪穴住居跡の図面をみました。

まだ校正中なので、写真とくらべながら観察。

L字ふたつの畦(あぜ)を残したせいもありますが、

それにしても、わからない。

特に3本柱で1組となる構成。これでは住居内が柱だらけ。

・・・う〜ん。

楕円形の炉は、炉石が抜き取られたのでしょうね。

どこへ引っ越したのだろうか。

住居を放棄する理由ってなんだろうか。


016


実に面白い遺構です。

(2013年12月20日)

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土器にみる縄文人のくらし
12月も後半に入り、洗い作業もそろそろ

終局を迎えようとしています。

今日はそんな洗いたての中からパチリ。

「小学生の手か!」とよくツッコまれる

作業員Aの小さい手でも片手で持てるほどの大きさです。

一般に、縄文中期後葉から後期にかけて、小ぶりな土器がみられるようになります。

今回の10次調査では、中期中葉後半ぐらいの遺物が多くみられ、

それぐらいの時期の調査区であったと考えられます。

ところが、この写真のような小ぶりな土器も散見されるのです。

これは一体、どういうことか・・・

こののち縄文時代はだんだん寒冷化してゆき、縄文人も減少の一途を辿ります。

と、いうことは、一世帯あたりの人数も減り、それが土器の小型化につながっているのではないか・・・

そして、ここ笹山遺跡では、中期中葉後半ぐらいに既にその減少傾向がでてきているということを示唆しているのではないか・・・

この土器を眺めながら、そんなことを勝手に推察してみるのでした。



(2013年12月19日)

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遺物大移動
第10次調査の速報展まで、あと3日となりました。

笹山縄文館での最終作業を終え、

今日はいざ、出陣!

博物館へ、遺物たちの大移動です。

今回は展示の関係から、


まとめられない
テンバコを重ねられない
ちょっとでも揺らせない

の、三重苦(いいすぎ)のデリケートな遺物たち。

そろりそろりと何往復もしました。

あとは、あつらえた展示台が仕上がってきたときに備えます。

今回は、作業員Aにとってはかなり大きなディスプレイ。展示に相当な時間がかかることが予想されます。

しかし、展示ブースは普段の展示スペースでもあるため、予め準備しておくことができません。

失敗ややり直しをしている猶予はありません。

決戦は、金曜日。

今から気合を入れ、徐々に集中力を高めていきたいと思います。



(2013年12月18日)

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3Dパズル?!
今日も今週に迫った10次速報展の準備です。

写真は土器の接合を試しているところです。

接合とは土器の破片1つ1つから全体像を想像し、

特徴などから似ている破片を集め、くっつくか試

す…いわゆる3Dパズルですね。

見学に来られたお客さんがこの作業を見ると、殆

どの方が「大変だね〜」「私はムリだわ〜」と

おっしゃいます。確かにぱっと見途方もない作業

に見えますからね。

でも!探していた破片が見つかった時、くっつい

た時の喜びは一入なのです!

今回は10次速報展の展示用に探していた中、口縁

(土器の縁の部分)が立派だったので接合を試し

てみたのですが思うようにくっつかず、展示の

候補からは惜しくも落選してしまいました。(写真)

このような惜しくも落選組もいつか見ていただけ

る機会があると良いなあ…


作業員 涌井




(2013年12月17日)

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よりリアル!!
昨日行った土器焼き会で、第一回土器焼き会で作成した皆さんの土器も焼いたのですが、

今日これらの作品の煤を刷毛でおとしつつ、

アレコレ思いました(以下)。

第一回で焼いた時の煤は、黒くて一部形をとどめたようなものもこびりついていたのに、

今回の煤は真っ白でとても細かくサラサラやな。

土器の焼き上がりの目安として、黒く付いていた煤が白くなったら頃合いというものがあるけれど、

今回は前回より‘焼ききった’ということなのかな。

最後の工程で土器を徐々に遠火にするため持ち上げた時、

土器が真っ赤になっていたのは、かなりの温度に達していたのだろうか・・・

800℃を超えてたりして。

この煤は、さらに高温に達していれば(灰釉ならば1100〜1300℃らしい)溶解して釉に変化していたのに、払い落すのが惜しいなぁ。

それにしても今回の土器、普段私たちの扱う本物の土器の一部と、色や質感が似ているなぁ!!

えいっ、本物を忍び込ませてみよう(写真)。




いかがでしょう。

どれが本物の土器でしょうか。

とりとめのない作業員Aのつぶやきでした。


(答え:右奥の背の高い2点です)


(2013年12月16日)

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やきもち焼きの土器焼き会 第2回
火焔鍋祭の巻!

今日はあいにくの雪の予報。

だ〜れも来ないだろうなあ、なんて悲嘆に暮れていたところ、

少しずつ増えて総勢10名に達しました。

感謝です。

そして遠方の群馬からもお客様がきてくださいました。

しかも、なんと!

火焔土器をお持ち込みになりました、しかも2個!

なんという奇遇でしょうか。連続2回、ともに火焔土器が2個。

なにかありますね、ここ笹山は。

ただ、土器は2点ともに焼成中に破損してしまい・・・

とっても残念でした。

他方、第1回のときに整形した土器と土偶は竪穴住居内の石囲炉にて上手に焼けました。

パチパチパチ。

来られなかった方には、あとでお送りします。


さて、その後の、竪穴住居内での火焔鍋祭は盛り上がりました。

第1回のときに焼成した火焔土器を惜しげもなく鍋として使わせていただきました。

ブツとしてはタラ(白子付き)、白菜、しめじ。

網の上ではイカの一夜干し、ソーセージ、銀杏、おにぎり、餅、芋・・・

今回も縄文色ゼロ(笑)

いや、辛うじて銀杏が救いか・・・

ないモノへの憧れ・・・これはもはや人類の普遍的価値観、かも。

鍋のしめに「うどん」を投入。

父さん、僕たちはもう現代を離れられないようです(父さんって誰)。

あ、そうそう、デザートにはバナナとリンゴとキウイとル・レクチェも食べました。

ってもういいですか、はい。

さようなら。


あ、そうそう、ジャガイモとチーズも美味しかっ・・・



調査員等

(2013年12月15日)

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しゅみれーしょん
笹山遺跡第10次調査成果速報展開催まで・・・

・・・あと8日となりました!

大筋のことが決定し、詳細をつめているところです。

そのひとつとして、展示する個々の区画内での遺物の配置があります。

まずは写真のように本番で使う各展示スペースを寸法を測ってテープで目印とし、

そこに遺物を配置してみるシュミレーションをします。

その段階で、あーでもない、こーでもない、いやしかし・・・

などと一緒に並べる遺物の入れ替えや、それらの配置について検討します。

納得がいかないと、一から遺物の捜索が始まります。

こーいうのなかったかいな。こーいうのほしいねぇ・・・

といいつつ、洗いたてのものからまだ洗っている最中のものまで宝探しです。

そういった中、また新たな遺物の発見があったりするので捜索活動さえ楽しいのですが。

こんな感じで少しずつ作りこんでいます。

乞うご期待!


(2013年12月13日)

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部屋のカーテンを開けると雪国であった
こんにちは!

明け方から雪が降り始めたようで、朝起きてみると

タイトルのような驚きがありました。

昨日までの茶色い風景とは全く違う、一面の銀世界☆☆

一シーズンに一回あるかないかの自然からのサプライズですね♪


はて・・・

・・・笹山やいかに。

私こと作業員アベの家から笹山までに段丘を一つ登ります。

たったそれだけで随分積雪量が違うのです。

ワクワクしながら笹山に来てみると、ご覧の景色です(写真)。

12/9に掲載の写真と同じ場所から撮りましたが、いかがでしょう。

・・・わかりにくいですね。

具体的に言うと、膝下丈の長靴で歩くと雪が入ってくるくらい、35cmほど積もっています!

さすが笹山!さすが十日町!すごいですねー!

この美しさを週末の土器焼き会で皆さんに体感していただけるかなと思いましたが、

シルバーさんたちによると、今回のような湿雪の場合、根雪にならず溶けてしまうそうです。

ちょっと残念な気もしますが、ここまで来ていただく交通の便を考えるとその方がいいなと思いました。

さて、いつまで降り続くのかなぁ〜この雪。





(2013年12月12日)

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いつの間に
調査員の阿部です。

洗いの最中に発見される遺物のなかに

重要なものが含まれていることがあります。

今日もありました。

 火焔土器。

文様が派手なので、

出土した時に気付けないものでもないのですが、

・・・そんな場合もあるということですね。アハアハ。

いくつかのパーツがあるので、

今後接合を頑張れば、大きくなるかもしれません。

期待したいところです。


今日の笹山は、水圧ポンプの交換、廃材の搬入、復元住居のシート直しなど、バタバタしています。

「雪の降る前に。」

これは十日町のキーワードみたいなもので、

色々な活動がそれを区切りと考えて進行していきます。

今週の予報をみると雪ダルマがチラホラみえます。

そろそろ、ですね。

先日までいらっしゃった作業員さんがふらっと立ち寄ってくださいました。

銀杏を置いてゆかれました。

「近所の人にあげようとしたんだども、

 みんなウチにもあるてやんで貰い手がねかったんね」

涌井も「とれすぎてウチのおばあちゃんがぼやいてます」とのこと。

みんなお宅に銀杏の木があるってとこですね。

実にうらやましい。

ですが、銀杏は、食べ過ぎると体に毒。みんな口をそろえてそう仰います。

そんなの迷信だと思っていたら違うんですね。

ネットで調べたら、大人でも40粒を超えると危険だそうです。

あぶないあぶない・・・過ぎたるは及ばざるがごとし。

気をつけたいと思います。

(2013年12月11日)

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訓練中です
午後の作業を開始して早々、暴風雨のため復元住

居の雪囲いカバーが一部外れていたので直しに行きました。

すると、同じタイミングで1人の男性と、1匹の犬がやって来ました。

笹山ではお馴染みの方です。

ただの散歩ではありません。

警察犬と訓練士さん(ご主人様)なのです。

以前、訓練の成果を拝見させていただく機会があ
りました。

警察犬の忠誠心の強さと賢さに一同拍手でした!

いつ要請が来ても出動出来るように日々訓練しているそうです。

今日もこの雨の中一生懸命訓練されていました。

そんな姿に、午後からも頑張ろう!とやる気をもらい仕事に戻るのでした。

作業員 涌井



(2013年12月10日)

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雪を間近に
先日、遺跡内の植木やモニュメント、復元住居な

どに雪囲いがされました。

復元住居は上から下まですっぽりシートで覆われ

準備万端です。(写真)

昨年はちょうど今頃、根雪となる雪が降り始めま
した。

真冬のピーク時は、復元住居の半分以上が雪で隠

れてしまうほどですから今考えると改めて雪の量

の多さに驚きます。

今年は一体どんな冬になるのでしょうか。

これから訪れる雪にソワソワしている涌井でした。






(2013年12月09日)

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どぐーしゃん
調査員の阿部です。

笹山縄文館では現在、

笹山遺跡第10次調査の出土品の整理作業が平日、

毎日行われています。

時折、展示会やイベントの準備もありますが、

遺物の洗浄がまだ半ばといったところで、

来年1月までは続きそうです。

さて、遺物の洗いをしていると思いもよらぬ発見をすることがあります。

「あべさん、それ、どぐーってなかんじがしゃんだども、どっけなもんでしょうか・・・」

洗い作業をしてくれている作業員さんが洗ったばかりの遺物を指さして教えてくれました。

見れば、確かに土偶。三角形土偶です(画像)。

やりました。

発掘したことのある方ならご理解いただけると思いますが、遺跡を掘ったら途端に全部わかる、というのは幻想ですね。

まずは洗って、接合して、それからです。

場合によっては分布図と照らし合わせてみないとわからないことも沢山あります。

そうなると、殆どのことは整理室でわかるというほうが正確かもしれません。

発見の喜びは発掘にもありますが、整理分析にもあるのです。

今日は洗いで、土偶が1点増えました。

明日は何が見つかるでしょうか。楽しみです。

(2013年12月06日)

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博物館にて
今日は第10次調査成果速報展のポスター&チラシの発送作業を進めています。

日頃から博物館や縄文時代、考古学に感心のあるお客様はもちろん、
より幅広い方々にも目にしてもらいたい...
新たに関心をもっていただくお客様を増やしたい。
そのためにはどういった施設や場所に配布するのがいいか。
それに、どの程度遠くまで?

毎回頭を悩ますところです。


ここに置くといいですよ!
うちの家の塀に貼りますよ!
等々のご意見などがあれば、ぜひご一報ください!

それはそうと、今回のポスター&チラシ、
一見パッチワーク状に画像が組み合わさっているだけのように見えますが、
発掘の際地層の断面を見るために残すセクションベルト、
とりわけ遺構の様子を観察するためのL字型が2つ組み合わされたベルトが潜んでいるんです。
手前味噌ですが、なかなかの出来栄えだと思います。
見かけられたときは、ぜひじっくりとご覧ください!

・・・と。その前に、早く発送作業を終えなくちゃ!



(2013年12月05日)

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第2回 やきもち焼きの土器焼き会 
12月15日に『やきもち焼きの土器焼き会』の第2回

が行われることになりました!

11月の上旬、秋晴れの中行った第1回は参加してく

ださった皆様のご協力のおかげで楽しく有意義な1

日となりました。

その際、縄文女子kさんからご指導の下、土器作

り体験も行いました。

皆さん思い思いに一生懸命作られた土器、これを

今回は焼いて完成させる予定です。(写真)

その他も第1回と同様、食べ物など持ち寄って食べ

たり今年1年を振り返ったり…、火を囲んで楽しい

時間を過ごしましょう!

詳しくはホームページのイベント情報をご覧下さい。


笹山作業員 涌井



(2013年12月04日)

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笹山の遺物が遠征中!
新潟県立歴史博物館において、
2013年12月7日(土)〜2014年1月13日(月・祝)の開催期間で

子ども縄文研究展2013〜縄文のメッセージ、私のメッセージ〜

という企画展がなされます。

詳しくは県立歴史博物館HPをごらんください。
http://nbz.or.jp/?p=4433

その一角に、笹山遺跡第9次調査速報展での
展示をほぼそっくり再現させていただくことになりました。

第9次調査速報展をご覧になられていなかったお客様へ
場所を変えてまた見ていただく機会を得ることができ、大変嬉しく思います。

今日はその展示準備をしてきました。
十日町市博物館での展示の時と違い、いただいたスペースが広いっ!
今回はのびのびと並べました。
お客様にも、ぐるぐると360度ながめていただけそうです。


去年の開催時よりたくさんのお客様にみていただくことになるかも・・・と、
遺物たちとともにワクワクどきときしながら
皆様のお越しをお待ちしている作業員Aでした。


(2013年12月03日)

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発掘調査は終わりましたが…
整理作業は着々と進んでおります!

先週から第1次調査〜第7次調査(1980年〜1985

年)に発掘された遺物を見返し、今回の第8次調査

〜第10次調査の遺物と接合する、又は重要な資料

になるものはないかと1つづつ見定めているところです。

と言っても、1次〜7次全ての遺物を見ているわけ

ではなく、今回の調査区に近いほんの一部です。

しかし、そのほんの一部でも遺物が1000点近く入

っている箱が150箱以上あるのでまだまだ先は長いです。

そんな地道な作業中に時折、カワリダネも出てきます。(画像)

変わった形…

ベンガラも付いてる!

台付き土器の一部分の可能性が高いそうです。


作業はまだ初段階なので、これから調査の重要な

手掛かりになる遺物が多く見つかることを期待します。


笹山作業員 涌井

(2013年12月02日)

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