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いってらっしゃい
調査員の阿部です。

京都市立芸術大学さんからの使者が2名、

笹山縄文館にいらっしゃいました。

ご用件は、「土器を借りる」。

前に縄文館にご案内したときに一目惚れされた某先生のご要望で、

笹山遺跡第8〜10次調査の土器たちは芸術的に出掛けることになりました。

「いってらっしゃ〜い!」

梱包から発送まで、わが子を送り出すような気持ちで見送りました。

・・・という感傷に浸るつもりだったのですが、

行ったら行ったで、なんだか肩の荷が少し降りたような気もしてきて、「やれやれ」と気持ちが楽に。

そんなもんかと思い直しました。

芸大の風に吹かれて、見違えるような姿になって帰ってきたりしたら、


したら、


問題か。

そういえば、梱包作業は勉強になりました。

メンバーのおひとりが、美術品専用の運搬をしていたとかで、

まさにプロ仕様の梱包方法をされていて、細かいことも教えていただきました。

これから縄文土器が芸術の世界でどんな風に役立つのか、どんな風に見られるのか。

日々、勉強です。


阿部

(2016年09月27日)

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4th/2016 笹山夕日交流会
調査員の阿部です。

今日は、夕方から笹山夕日交流会を開催しました。

これまではボランティアが主催で、

地元の中条の方々と交流する事業でしたが、

今回は文化財課で主催し、笹山関連諸団体の方々と交流する形にしました。

笹山遺跡ボランティア(阿部)と笹山縄文倶楽部(藤木氏)による活動紹介もありました。

グループは沢山あってもグループ間の交流はなかなか機会がなく、互いを知らないということもあります。

これを機に、笹山遺跡を舞台とする活動が相互作用的に盛り上がっていければいいなと思います。

本日の参加者は21名。ありがとうございました。

5名のボランティアの方々、準備に片付けに、お疲れ様でした!


(画像は近日中にアップします。モザイク入りで。)


阿部

(2016年09月25日)

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笹山圧痕部 プレ活動
調査員の阿部です。

本日は、2本立て。

まずは午前中から笹山遺跡ボランティアさんたちと、

笹山圧痕部のプレ活動を行いました。

午前4名、午後6名です。ありがとうございました!

ささやまの耳第3部の佐々木先生が同定した資料を参考にして、

まだ調べてなさそうな土器を一つ一つ観察して、

圧痕がありそうなものをピックアップしていきました。

イケそうなもの、どうかなというもの、どちらもとりあえずピックアップ。

近いうちに佐々木先生に来ていただいて、またご指導いただくことになります。

これらが今後どうなるかによって、作業の計画が変わりますから、楽しみ&ちょっとドキドキです。

縄文畑のヤブツルアズキは、完熟したものがほんの少しありましたので採取しました。本格的な収穫は、そろそろです。


阿部

(2016年09月25日)

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第3回縄文川柳大会
調査員の阿部です。

9月17日(土曜日)に第3回縄文川柳大会の表彰式がありました。

場所はいつもの笹山縄文館。

今回の課題は「土(つち)、平和(へいわ)」だそう。

一般の部は、松田ていこ氏 選。

「第3回縄文川柳大会【速報】」から、一部をご紹介します。

 <<縄文大賞>>

  土を出て土に還ってゆく旅路 (神奈川・横浜市 杉山太郎)

 <<準賞>> 5首

  雪炎(ゆきほむら)あなたが平和の使者となる(新潟・十日町市 ぐみ澤紀子)(「ぐみ」はてへんに「君」)

  たらちねの母の匂いのする土偶(新潟・津南町 村山芳司)

  菅笠を脱げば千枚田のワルツ(香川・高松市 大谷晋一郎)

  土器抱けば縄文の夢語りだす(香川・さぬき市 砂山悦子)

  恙(つつが)なく白い椿は白く咲く(香川・高松市 嶋村幸)


香川県からの投稿が多かったことに驚きました。

個人的には「菅笠を〜」が好きです。

菅笠をかぶると周囲に目が向きません。うつむいて、ひたすら土と向き合い、汗を流します。精魂込めて作る自分の田んぼ、その先に思い描く黄金の稲海。

屈めた腰を伸ばして、菅笠をとると、目の前に広がる千枚田、棚田がある。

そこにずっと繰返されてきた時のリズムと調べ、ワルツを感じるわけです。

日々生きるための個々人の懸命な営みも、他の田んぼも含めた全体として遠くからみれば、音楽と踊りをなす一つの拍子に過ぎない。

そして、それはきっとずっと昔から同じように繰り返されてきたはず。

そうして一人ひとりが手を動かして土と向き合い、長い長い営みを繰り返していることが、まさに平和ということなのではないか・・・。

そんな風に感じました。

技術的にはよくわかりませんが、「菅笠を脱ぐ」という行為を中心に、主体の見る「時と場」の情景を転換していることが見事だなと感じました。

菅笠は普通「とる」といいますが、あえて「脱ぐ」という言葉を選んでいます。

これはこの主体の視野の転換を強調するための工夫でしょう。

課題の文字をそのまま使わないあたりに、俳人としての矜持みたいなものを感じました。

表彰式でじっと聞いていて、この日はなんだか豊かな気持ちになりました。


阿部

(2016年09月19日)

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さやさやさやさやさや
調査員の阿部です。

某先生のご指示に従い、今日はヤブツルアズキの点検に来ました。

収穫時期を占うためです。

きけば、完熟の一歩手前で収穫して、

最大の大きさを計測したいのだとか。

で、収穫するとすぐに完熟が始まっちゃうから冷凍保存しておいて、だそうです。

へ〜〜〜! スイッチ入っちゃうんだ。オモシロー。

でもでも、そんな絶妙なタイミングどうやって予想したらいいんだろう、、、

だいたい、全部のサヤが同じタイミングというか

同じスケジュールで成長しているわけではないみたいだし・・・

ええ〜〜い、考えててもわからないから、とりあえず見に行ってみよう。

そうだそうだ。百聞は一見に如かずだ!

で、結果・・・




見てもわかりませんでした。




阿部

(2016年09月16日)

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2016/4th 笹山夕日交流会
調査員の阿部です。

十日町はもうだいぶ涼しくなってきまして、

ちょいちょい秋が近いなと感じられることもあります。

笹山ではヤブツルアズキの花が咲きました。

収穫の時期も近いですね。

そんななか、9月25日(日)午後4時〜7時、笹山遺跡にて

笹山夕日交流会を開催することになりました。

平成25年度の「みんなで掘る笹山遺跡」の最中に始まった交流会はこれでもう4回目。

最初は参加者の方々と地元の方との交流会としてスタートしましたが、

その後は笹山遺跡ボランティアと地元の方となりました。

今回は文化財課が主催となって、笹山遺跡を拠点にするサークル・団体の交流会となります。

 笹山縄文倶楽部
 笹山縄文探検団
 笹山縄文どんぐりクラブ
 アンギン愛好会
 特定非営利活動法人笹山縄文の里
 中条地区振興会
 笹山遺跡ボランティア

たくさんありますね。

みなさんそれぞれに少しずつ異なる趣旨で活動されていますが、

お互いに何をしているかを知っているかというと、案外知らないこともあるものです。

今回はこのうち2団体から、活動内容の発表をしていただきます(笹山縄文倶楽部、笹山遺跡ボランティア)。

また、新しい発掘成果をもとにした笹山遺跡ショートツアー、情報交換のための懇親会を行う予定です。

どうぞお楽しみに!

*参加は要予約です 予約は9月16日までにお願いします。
参加をご希望の方は、各所属団体で取りまとめていますので、そちらへお早めにご連絡ください。上記団体にご所属でない方は、今回は参加できません。

阿部

(2016年09月09日)

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