茅葺き修理
今日は、14号復元住居の茅葺き修理の日でした。
何にでもそうですが、物を長持ちさせるには定期的な点検・修理大事ですもんね!
笹山の復元住居も、気が付くと茅が抜けかけていたり、住居の周りにチラホラ茅が落ちていたりしていました。
今日は朝から茅葺き職人が数名来られ、1日かけて数か所修理されていました。(写真)
中には女性の姿も!
男性と同じようにはしごを使って高い所に上がったり作業されていまいた。かっこいい〜!
ということで!14号住居プチリフォームされました♪
作業員 涌井
(2014年11月28日)
▲このページのTOPへ
なぞのいきもの…?
今日は午前中に、NPO笹山縄文の里の代表の方が、数名のお客さんを連れて見学にいらっしゃいました♪
整理作業室で、本物の土器に触れたり写真を撮ったり、
わずかな時間でしたが、
みなさん興味深そうに土器と向き合っていらっしゃいました。
普段接している私たちでも、その造形にため息が出るほどの笹山遺跡の土器達を、
色々な人たちに見てもらえるのは嬉しいですね♪
さて、話は変わってこの写真に写っているもの。
何だと思いますか??
ワカメのような?
キクラゲのような?
雨上がりなのもあって、プルっプルの手触り。
縄文館前の駐車スペースに群生?しています。
正体がわかった方! ぜひ教えてください!
(昨日の日記で涌井さんに褒められ?て
ニヤニヤしっぱなしの)
作業員 阿部M
(2014年11月27日)
▲このページのTOPへ
恐ろしき記憶力
昨日、いつものように新たな遺物をテーブルに広げていました。
グリッド、AG26。
そこに別作業をしていた阿部Mさんがちょこっと覗きこみ、ある遺物を見て一言。
「この遺物、遺構015にあったね〜。」
「こんな風に広がるんだ〜。へぇ〜。」
と、一人で納得して戻っていきました。
そして今日、阿部Mさんの言ったように遺構015を探してみると、
あ、ありました!!!
遺構015にあったのは、写真上の遺物と他数点。
阿部Mさんはこの数点の遺物を覚えていたのです。
恐ろしき記憶力です…。
膨大な遺物の中で、どこかで見たぞ!という所までは覚えていたとしても、
どの遺構・グリッドに入っていたかまではなかなか思い出せません…。(ごめんなさい…)
素晴らしい記憶力。
半分くらい分けていただきたいものです(泣)
作業員 涌井
(2014年11月26日)
▲このページのTOPへ
Nさん来館
今日は久しぶりなお客様が来られました。
今年の春まで一緒に仕事をしていた元作業員Nさんです。
近くまで来たからと顔を見せてくださいました。
テーブルいっぱいに並べられた遺物を見て、
「見てると面白いねぇ〜。」とおっしゃりながら接合を試してみたり、
「どの遺物も綺麗に洗われているね。」
などと、作業員目線は健在でした!
久しぶりにN節が聞けて良かったです。
またいつでもお越しください♪
作業員 涌井
(2014年11月25日)
▲このページのTOPへ
笹山遺跡ボランティア通信 33号
今日も笹山遺跡ボランティアの活動日でした!
午前、午後共に3名の方に活動していただきました。
ありがとうございました!
今日は朝から土器片を袋から出す作業を手伝っていただきました。
先日まで出ていたグリッドとはそんなに離れていないんですが、机いっぱいに出された土器片を見比べると、
だいぶ特徴が異なる土器片たちです。
うーん、
これは次の分類作業で悩みそう…!
同じ遺跡内でも、ちょっと位置が離れるだけで土器の様子が変わるのは不思議ですね〜
作業員 阿部M
(2014年11月24日)
▲このページのTOPへ
笹山遺跡ボランティア通信 32号
朝、笹山に来ると復元住居も雪に備えてカバーが掛けられていました。(写真)
心の準備も出来てはいますが、以外と初雪が未だ降らず、なんとなく拍子抜けしている今日この頃です。
さて、今日は笹山遺跡ボランティアスタッフの定期活動日でした!
午前2名、午後3名の方からお手伝いいただきました。ありがとうございました!
今日の作業は縄文分類・新たな遺物出しの2本立てです♪
縄文の分類で半日縄文を見続けたTさんは、かなり縄文に目が慣れたようで、
午後からの遺物出し作業で、
「縄文を見逃さなくなった!縄文目になった!」
とおっしゃっていました。
新たな遺物もぞくぞくとテーブルに広がっています。
明日も引き続きボランティア活動日になるので、どんな遺物が広がるか楽しみです!
作業員 涌井
(2014年11月23日)
▲このページのTOPへ
お家集合〜
今日も穏やかな天気の笹山です。
しかし今朝は冷え込んでました。
笹山に着くと、遺跡ひろばの草むらには遂に霜が降りていました!
風が無いので、太陽が出ていれば暖かくすら感じるのが不思議です。
さて、昨日の涌井さんの日記ではたくさんの紙箱が出ている様子をお伝えしましたが、
今日はその紙箱達を収納し終える事ができました♪
紙箱達がテンバコに収まっている姿は、
さながらマンションのようですかねぇ。(写真)
空いた机の上には、また土器片たちが並びます。
次はどんなのが並ぶのか楽しみです!
作業員 阿部M
(2014年11月21日)
▲このページのTOPへ
お家作り?
今日は1日穏やかな天気でした。
そんなためか、笹山の駐車場にタイヤの交換をしに来た方も。
いろんな活用の出来る笹山です♪
さて、最近はとにかく遺物を出して、接合を試し、仲間ごとに分類をし、箱に収納する…
という作業をしているのですが、
今日はちょうど箱に収納する直前の写真を載せてみました。
箱・箱・箱だらけです!
作業員さんがこれを見て
「まぁ〜みんな(遺物たち)良い家建ててもらっていいねぇ〜。」
そんな話を聞くとそんな風に見えてくるので面白いですね(笑)
大家族に1人暮らしにいろいろなお家があります。
まだお家の無い遺物たちに早くお家を作ってあげねば!!
作業員 涌井
(2014年11月20日)
▲このページのTOPへ
白いのが見える…
いつも笹山日記を更新しているパソコンは、西側の窓に面しています。
そこからは、信濃川、十日町市の川西方面がよく見え、その奥には山が連なっています(山の名前は知らないんですが)
この連なっている山はまだ紅葉がチラホラと見えるんです。
ここ数日、十日町市は寒い日が続いていましたが、
この窓から見える山はたいして変化もなく、
縄文館のすぐ近くに立っているイチョウもまだ黄色く色づいています。
が、
今日、気付いてしまいました。
南側の窓から望む山々が白いことに。
笹山にも確実に冬が迫ってきています…!
車のタイヤ、交換した?とよく聞かれるようになってきました。
作業員 阿部M
(2014年11月19日)
▲このページのTOPへ
珍口縁
今日は新たなグリッドAF27の遺物を広げました。
重要視されている遺構016も被っているグリッドです。
そんな中変わった口縁を見つけました。(写真)
口縁部の高さが違う…!
見た瞬間は、なんて接合泣かせのヤツなんだと恨めしく見ていましたが、
調べてみるとやっぱりあるんですね。
このタイプの口縁が。
勉強になりました〜。
作業員 涌井
(2014年11月18日)
▲このページのTOPへ
笹山遺跡ボランティア通信 31号
週末はみぞれ混じりの雨が降るほど寒かったですが、
今日は一日良い天気でした。
朝、縄文館へ到着すると、復元住居がまるで煙に巻かれているかのように、
白いモヤで覆われていました。
夜と朝の気温差が激しいんですね〜
今日は笹山遺跡ボランティアの活動日でした。
午前・午後共にお一人の方にお手伝いいただきました。
いつもありがとうございます!
活動内容は、土器を袋から出す作業と、
前回に引き続き縄文の分類をしていただきました。
作業の手元には手作りの分類一覧表を置き、光にかざしたりしながら縄目を読みとっています。
(写真)
縄目が擦れたりちょっと変わった縄文に出くわすと苦戦するけど、やった分だけ終わりが見えてくるのが楽しい〜
とおっしゃってました。
おつかれさまでした!
作業員 阿部M
(2014年11月17日)
▲このページのTOPへ
縄文川柳大会
明日、笹山縄文館で「縄文川柳大会」表彰式が行われます。
縄文川柳大会とは、地元の振興会、公民館主催の国宝指定15周年を記念して行われるイベントです。
縄文に関する川柳を募集し、集まった580句以上の中から一般・ジュニアの部と分かれて入選6名、秀吟10名等選ばれるそうです!
今日は主催者のお一人でもあるFさんが明日の準備に来られました。(写真)
午後2時半から表彰式・講評が行われるそうです。
作業員 涌井
(2014年11月14日)
▲このページのTOPへ
ひろげる
今日は風が強かった笹山です。
太陽が出ていて室内は暖かいのですが、一歩外に出ると冷たい風が吹きつけてきました。
冬を連れてくる風でしょうか。
今日はグリッド(調査範囲を方眼紙のように区切ったもの)ごとの土器片を出していました。
今日広げたグリッドは、遺構015と016がちょうど重なって確認されたところです。
なので、まだ見覚えのある土器片が多く、
もうこれ以上接合しないかも…と思っていた土器にも接合しそうです♪
土器片の整理作業にも色々な段階がありますが、
この机いっぱいに土器片を広げる作業は、ワクワクする楽しい作業のひとつです。
作業員 阿部M
(2014年11月13日)
▲このページのTOPへ
実測作業
今日は石器実測図の確認をしました。
石器の実測というのは、石器の姿・割れ方など実際に図って平らな面に残す作業です。
私も以前、実際に石器の実測を習いやってみましたが難しい〜!
結局最後まで合格をもらえず終わってしまったというほろ苦い記憶が…。
これから石器の他にも土器の復元などを委託することになります。
笹山遺跡の学術調査も少しずつですが確実に前に進んでいるんだなぁと改めて感じました。
作業員 涌井
(2014年11月12日)
▲このページのTOPへ
歌に踊りに
今朝、遺跡ひろばに着くと足元の草花には朝露がびっしりでした。
もう霜がおりたのかも!?と思うほど細かい水滴のものもあり、冬の気配を感じています。
さて、今日は平日の笹山にしてはたくさんのお客さんがいらっしゃいました!
小型のバスが停まったかと思うと、7〜8人ほどの方が降りてきて復元住居のあたりを見学され、
それとほぼ同時刻に、
遺跡ひろばでは、NPO法人笹山縄文の里の方がシンガーソングライターの葦木美咲さん御一行のおもてなしに踊り、
その後、それを見ていたバスのお客さん達も一緒に葦木さんと歌う…という、
めったにない盛り上がりが見られました。
普段の平日は静かな笹山ですが、今日はとっても賑やかでした♪
作業員 阿部M
(2014年11月11日)
▲このページのTOPへ
笹山遺跡ボランティア通信 30号
今日も昨日に引き続き、ボランティアスタッフ活動日でした!
午前2名、午後2名の方にお手伝いいただきました。
ありがとうございました!
今日の作業は、『転がしてある縄の作りと、転がした縄の方向を見る』です。
一見、縄文(縄を転がして文様を付ける)はどの破片も同じに見えますが、
よ〜く見ると違うんです!
分類は縄文のつぶつぶまで見る細かい作業なので皆さん光に当てたりして見分けています。(写真)
お二人とも縄文の分類は初の作業で、始めは少し戸惑った様子でしたが、
1日作業されてかなり習得した感じでした。
Nさんには、昨日今日と率先して燻煙作業も担当していただきありがとうございました!
天気も良く今日も平和な笹山でした。
作業員 涌井
(2014年11月10日)
▲このページのTOPへ
笹山遺跡ボランティア通信 29号
寒くなってきましたね〜
朝からストーブを点けていた笹山です。
今日の笹山遺跡ボランティアの活動では、午前3名、午後は2名の方が活動されました。
ありがとうございます!
内容は、9次調査時に出土した009と010という遺構の土器達の接合作業です。
残念ながら接合するものはほとんどありませんでしたが、似ているもの同士を寄せたり、土器の模様の流れを推理したりされてました。
土器片をみる目、皆さん慣れてきましたね〜!!
今日は体調崩されて欠席の方もいらっしゃいました。
季節の変わり目、皆さんも気をつけてください。
作業員 阿部M
(2014年11月09日)
▲このページのTOPへ
トロピカ〜ル
今日、作業員さんから珍しいトロピカルな果実をいただきました。(写真)
ナマコ…はたまた風の谷のナウシカのオウムにも見えてしまうこの食べ物。
ツノニガウリ・ツノメロン・キワノなどと呼ばれるウリ科キュウリ属のつる植物だそうです。
個人的におばあちゃんのような名前で可愛いので「キワノさん」と呼んでしまいます。
私はまだ食していないのですが、
すでに食したという阿部Mさんに感想を聞いたところ、
「グレープフルーツの実の限りなく皮に近い部分の味に似ている。」
そうです!
ブログを読んで気になった方!
ぜひ近くのスーパーを探してみてくださいネ♪
作業員 涌井
(2014年11月07日)
▲このページのTOPへ
みばえがいい
優柔不断、阿部Mです。
以前の笹山は、今の時期には赤とんぼが空を覆い尽くす程飛んでいたそうですが、
今の笹山では残念ながらあんまり赤とんぼを見かけません。
夕焼け空に赤とんぼが飛ぶ姿、きれいだったでしょうねぇ〜
(カメムシを懐かしむ日がくるのでしょうか…笑)
今日は朝から見栄えがいい土器について考えていました。
笹山遺跡と言えば、やっぱり火焔型土器でしょうか。
でも、土器の破片数点では見栄えがいいようには思えません。
そうなると、口縁部分から底部までが出ていて、突起が派手で、……、
ちゃんと答えの出ないまま今に至ります。
とりあえず、私が気に入っている土器はこのコです。(写真)
なかなかほかの破片が見つからないのが残念です。
作業員 阿部M
(2014年11月06日)
▲このページのTOPへ
冬支度
我が家も洋服の冬物を出したり、ストーブを出したりと冬支度が進んでいますが、
笹山も着々と冬に向けての準備が進んでいます。
数日前にモニュメントの雪囲いがされました。
近くまで行ってみると立派な囲いでびっくり。
モニュメントの倍ありそうな高さの木を何十本も使って縄でしっかり固定されています。
この写真の辺りは冬はすっぽり雪で覆われてしまう場所ですが、
はたしてこの背の高い囲いは全て隠れてしまうのか?!
作業員 涌井
(2014年11月05日)
▲このページのTOPへ
ニヤッとしてる
今日は遺構から出土した土器の接合作業をしていた阿部Mです。
9次調査で出土した土器を整理する段階で、ある程度ひとまとまりしていた土器と、
10次調査で出土した土器の中で似ているものを、
同じテンバコの中にどんどん入れていたのですが、今日はその似ているもの同士が接合するのかどうか?を確認していました。
その中で、今日印象に残った土器はこのコ。(写真)
二重線の中に、細かい刻み。
両端の渦巻きとその真ん中にすっと一本。
なんだかニタッと笑った顔に見えませんか。
いたずらっ子のように見えた模様はかわいかったのですが、接合となるとなかなか手こずる相手でした…。
作業員 阿部M
(2014年11月04日)
▲このページのTOPへ
笹山遺跡ボランティア通信 28号
今日はボランティアスタッフ活動日でした。
午前、午後とも1名の方からお手伝いいただきました。ありがとうございました!
先週で遺構(住居跡)の中の遺物の接合作業が一通り終わり、
今日から包含層(遺構以外の場所)の接合が始まりました。
真っさらだったテーブルに新たな遺物を部位ごとに並べていただきました。
部位ごとに並べるだけでなく、その中でも似た文様ごとにまとめたりと、
ボランティアさんの遺物を見る目がどんどんレベルアップしているのを感じました!
外は1日ほぼ雨。
今にも雪が降るんじゃないかと話しながらストーブを付けた作業室でしたが、
外を見ると高校生くらいの若者がTシャツ・ハ―パンでウロウロ。
若いって素晴らしいですね…!
作業員 涌井
(2014年11月03日)
▲このページのTOPへ