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旧 笹山日記

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リハーサル「ささやまムラと火の器」
調査員の阿部です。

いよいよあと3日!

なにがって、ささやまの耳第2部の講演・公演日がです!

そんななか、劇団御の字さんのリハーサルに行ってきました。

熱の入った演技に圧倒されつつ、

僭越ながら細かいところで口を挟ませてもらったり、

女子ばかりの劇団員の中に佇んで着替えの邪魔者扱いされたり、

座って見ているだけなのにお菓子をもらったりして、

一緒に作ってる感を味わわせていただくことができました(?)

照明の調整からセットだけで数時間もかかることや、

台詞回しのちょっとした抑揚で伝えたい意味がまるで変わってきてしまうこと、

そんなことを目の当たりにしました。みなさんの奮闘に感謝です。

当日、どうなるでしょうか。楽しみです!


阿部

(2016年06月30日)

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アズキ、再び。
調査員の阿部です。

「猫にまたたび」といえば、

静かにさせるのに効き目のあるものをあげることの喩えですが、

今日、ボランティアさんたちと行った「アズキ再び」とは、

まったくもって一切何の関係もありません。

そんなわけで、今日、縄文畑と称し、

笹山縄文館の横の旧耕作地にアズキを植えてきました。

アズキと言っても、ヤブツルアズキです。

このアズキは、大納言とは違って単なる雑草。

どうやって育てるものなのかすら全くわからないので、

みんなが半信半疑のまま、大納言と同様に植えてきました。

今回は、ただ植えるだけでなく、実験ぽくしています。

対照群として、ほとんど雑草を取ってない畑も設置(というか枠をつけただけ。)してみました。

A群は、草刈りなどをおこなう管理群、B群は草刈りを行わない非管理群です。

管理したほうが良い結果を生むんじゃないか、

それは、もしかすると思い込みかもしれません。

なにせ蔓性ですからね、周囲に巻きつく雑草がない状況下で本当に育つのか、という気もするからです。

それと、今後別の目的で種子を利用することも考えて、栄養たっぷりにプランター栽培するC群も作ることになりました。

とあるメンバーに預けたのですが、今思うに、

野生種が、果たして飼い慣らせるのか、結構難しいのではないか、という気がしてきました。

これから別の意味での実験開始となります。

今日は、幸いにして天気も良く、6人のボランティアさんと4人のチビさんが来てくれて、

和気藹々と楽しんで進めていただきました。ありがとうございました。


阿部

(2016年06月26日)

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ささやまの耳第2部 展示
調査員の阿部です。

今日はボランティアさんたちと一緒に展示作業をおこないました。

「ささやまの耳 第2部」、のです。

前回の第1部では火炎土器と土偶が主役でしたが、

今回の第2部では、竪穴住居跡から出土した土器たちです。

展示ために見栄えの良い土器を探してみると、やっぱりあの土器が多いことに気づかされました。

矢羽根状沈線が憎いあんちくしょうです。

いや、別に嫌いじゃないんですけどね、整理作業室で見すぎてしばらく見なくても良い、そんな気分なんです。

でも久しぶりに見た阿部Mさんは、「なつかし〜な〜」とウットリしていたので、

僕もしばらくすればそういう境地に至れるのかもしれません。

展示作業は第1部の時とは別の意味で一苦労ありました。

矢羽根状あんちくしょう土器の中にひとつだけあるかなり大きな個体。

梱包するのも大変なら、展示台に乗せるのも「よっこいせ!」。

しかも、のせてみたら展示台にはいるギリギリの大きさなものだから、

アクリルの蓋が土器にぶつからないように慎重に慎重を重ねてやっとをかぶせたのでした。

ふ〜〜〜!やっと入ったね!

なんて喜びにふけっていると・・・・誰かが気づてしまいました。

乗せた展示台が違う!!

うぎゃ〜〜〜〜〜!!!!・・阿鼻叫喚の渦。

渦の中心にいたのは僕です。

そんなわけで、今日もまたボランティアさんの尽力により、なんとか展示作業を終えることができました。

午前6名、午後4名の方々、本当にありがとうございました。

ささやまの耳第2部、あんちくしょう土器展示会は、千手中央コミュニティセンターにて、明日から開場です。

今回の土器は、学術的な視点から見ると、今回の調査で最も重要な土器たちです。どうか、展示パネルと合わせてご覧ください。

これを逃すとなかなか見る機会がないと思います。

7月3日(日)までの短い期間を逃さず、ぜひ。

なお、展示パネル等に「あんちくしょう」とは書いてありません。ノークレームでお願いします。


阿部

(2016年06月25日)

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劇団御の字さんが衣装を借りに来ました
調査員の阿部です。

だんだんと暑い日が多くなってきましたね。

それとともに雨も多くなって。

街中を歩いていると、紫陽花がちらほら見えます。

そんななか、7月3日に公演してくださる劇団御の字さんが、

縄文館にいらっしゃいました。といっても一人。劇団一人です。


「あれ〜、いろいろあるんだねえ!」


縄文服を物色開始。

公演で着る衣装を借りに来たんです。

たくさんあるので、目移りするのでしょうね。あれもこれもと楽しくコーディネート。

あんまり楽しげなので、「どうぞゆっくり選んでくださいね。」

などと、ホスピタリティ精神もあらわに良い人ぶってから、

急にある通説を思い出して、少し後悔しました。


そう、



女子の買い物は、



時間がかかる。




阿部

(2016年06月17日)

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ささやまの耳 第1部展示 撤収
調査員の阿部です。

分じろうで開催されていた「ささやまの耳」第1部の展示を撤収してきました。

展示物だけでなく、展示台も運ぶのでとても一人の力ではできません。

ボランティアさん2名のお力をお借りしました。

3人でやれば3人力、ではなく、リアルに考えるとだいたい5人力くらいのパワーが出ますね。

だって、一人では絶対に持ち上がらない物品の運搬があるし、重いのを一つ運ぶたびに「疲れた疲れた」と言っては休憩ばかりする僕の怠惰さが、大幅に(というか全面的に)抑制されるわけですから、単なる人数総和だけでは測りきれいないものがあるわけです。

本当にありがとうございました。

終了後にやっと訪れた休憩時に、来年のじょうもん市について小会議。

新商品企画のためには夏前には動き始めないといけないことが判明しました。

そうかあ、やっぱりそうですよねえ、、、

まだ全力で走っている最中なのに来年度の助走を始めるスケジューリングに、そろそろ慣れないと。。。。

お手伝いにいらっしゃるボランティアの方々、それぞれのタイミングでちょっとずつ進めていきますので、ご協力をお願いします。


阿部


(2016年06月13日)

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ヤブツルアズキは美味しいらしい
調査員の阿部です。

笹山遺跡の8〜10次調査でアズキが出てきた、という報告をしました。6月4日のことです。

縄文時代の地域的な植物利用の実態を考える上で意義をもつ、良い成果だと思いますし、発見していただいたパリノ・サーヴェイ株式会社さんには感謝したいと思います。

これをうけて、今年度は、笹山遺跡でヤブツルアズキを栽培してみようという計画があります。笹山遺跡ボランティアのメンバーが種子を採集してきてくれたのです。これを使わない手はないでしょう!

実は、大豆の原種であるツルマメについては、縄文時代の長い時間の中で次第に大きなものが目立つようになっていることから、栽培されていた可能性が指摘されています。一方、アズキ(大納言)の原種であるヤブツルアズキについては、いまのところそうした数値は得られていないということで、栽培していたのかどうかよくわかっていません。

大きくなっていったという証拠がないのだから、栽培の可能性を指摘することはできない、、、と、思いがちなのですが、実はツルマメについても、資料が少ないので生育環境によるバイアスについて考慮された研究はまだなくて、より詳しい検討のためにはコントロールの効いた実験が必要なわけで、この分野はまだまだこれからといったところなのです。

そんなわけで、比較対象実験をどうやればいいのかと考えていたところ、こんなニュースが舞い込んできました。

「縄文人 農業してた? 真脇遺跡で研究者 マメ栽培など可能性調査」
http://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20160607/CK2016060702000045.html

首都大の山田先生と総合研究大の那須先生が組んで、あちこちで栽培実験をするとのことです。画像の手には見慣れた黒い粒が。黒真珠です。

どのような実験プログラムになっているのか興味深いところですが、我々もちょっとした工夫で面白い実験ができるんじゃないかなー、などと妄想しています。

ちなみに、もしヤブツルアズキが大量に収穫できたとしたら、どうするのか・・・。

こんな手があるようです。
http://portal.nifty.com/kiji/141117165646_1.htm


べ、べ、別次元のうまさ・・・


おっとヨダレが



阿部

(2016年06月07日)

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第17回笹山じょうもん市(2016)
調査員の阿部です。

今日は笹山じょうもん市の日、でした。

文化財課では、以下2本立て。

 1 土器の展示
 2 土器を持ってじょうもん服を着て撮影しよう!

展示の見学者はカウントしませんでしたが、撮影の方は30名でした。土器の解説をしたり、着替えたり土器の持ち方を教えたりで、結構時間がかかりますから、この倍もお客様がいらっしゃったら限界かなという感じでした。

そして笹山遺跡ボランティアは「笹ボラ亭」再び!ということで、以下2本立て。

 1 土偶消しゴムを作ろう
 2 特製商品販売

土偶消しゴムは大人気でした。集計したら130名もの方に提供できたそうです。

特製の商品は、まんじう2種と金太郎飴1種、売り切れとのこと。よかったですね。しかもボランティアの分がなくなってしまうという嬉しい想定外がありました。これから新しく発注するとか。すごーい!

そんなわけで、かなり数字的なことを報告しましたが、肝心のじょうもん市の舞台とかはどうだったかというと・・・

なんと、

ほんと見られなかった・・・ガク。

なにやら、ステージのほうからゲストの葦木さんの美声や、キャイキャイした賑やかな声は聞こえてきまして、盛り上がっているようでした。

会場は、特に午前中は、屋台街も広場も人で充満していました。これまで経験したことのない混み具合で、たぶん最高記録になったのではないでしょうか。主催側からの報告を楽しみにしています。

【追記】
本日6月10日、笹山じょうもん市実行委員会事務局から入場者数報告をいただきました。

3,000人

だそうです。あれ、一昨年と昨年も3,000人では・・・と素朴に訊いたら、

これまでちょっと多く言い過ぎた面があるから、今回から是正することにした。

だそうです。

気持ちとしては、3,500だけどね!、ですって。


阿部

(2016年06月05日)

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ささやまの耳 第1部
調査員の阿部です。

昨日は「ささやまの耳 第1部 -笹山遺跡第8〜10次調査成果報告会」 が開催されました。

白鳥(はくちょう)兄弟さんの土偶マイムは最高でした。

新ネタというかご当地ネタとして、火焔型土器マイムも飛び出て、

これも大ウケでした。

守矢さんのお話も、興味深いものでした。

ささやまの耳、第1部。
お越しいただいたお客様は45名。50名を目指しましたので及ばずでしたが、とても楽しい会になりました。

前日から笹山遺跡ボランティアにご活躍いただいたおかげで、なんとか開催できました。

なにせ土器だけでなく、展示台も、パソコンもプロジェクタスクリーンも、マイクもスピーカーも、看板も、さらにはパイプ椅子も、ようするに展示と公演・講演に必要なものを全部運び込むんですからそれはもう大変です。6人がかりで丸一日かかりました。

会が終了して片付けが終わったあとは燃え尽きてしまいまして、

終礼にて、誰かが「明日も頑張りましょうね」と言ったとき

「え、明日何かあるの?」と、本気で訊いてしまい、

みなさんからヒンシュク殺人光線(目線)を集中的に浴びたことはここだけの話です。

昨日の明日とは、つまり今日のこと・・・

そう「笹山じょうもん市」の日なのでした。ぐはっ。

ボランティアさんは前日6名、当日8名の方にお手伝いをいただきました。みなさんのご尽力に感謝です!

ちなみに、個人的には写真を撮っていなかったので、また、いずれ追加します・・・


阿部

(2016年06月05日)

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