かわいいサイズです

今日から新学期の学校も多いみたいですね。
今年は寒暖の差が激しい夏でしたが、皆さん体調は崩されてませんか?
昨日の記事でお伝えした、笹山遺跡ボランティアの募集要項を発送しました。
この日記を見て下さっている方の中で、このボランティアに興味ある方。ぜひ博物館へご連絡ください。要項送らせていただきますので!!
さて、写真の土器ですが、見覚えある方もいらっしゃると思います。
そうです!
じょうもん市の時に行われた、「第10次調査成果報告・出土品展示会」で展示されていた小ぶりな火焔型土器です。
今日はその土器に接合する破片が遺構049の出土品の中から見つかりました〜!(写真右手の部分です)
展示会のあたりでも探していたのですが見つける事ができず…
他にも接合する破片が見つかるといいなぁ。
作業員 阿部M
(2014年08月29日)
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そろそろ笹山遺跡ボランティア第2期

こんにちは、調査員の阿部です。
ボランティア通信でお伝えしている笹山遺跡ボランティアの活動は9月いっぱいで終了です。早いものです。
でも整理作業にはまだまだ続きがありますし、笹山の普及活用の業務もあります。
第1期は14名の方々に頑張っていただきまして、たいへん充実した活動が出来ました。感謝。
そこで第2期の募集を始めることになりました。カレッジに参加された方には近いうちに、要項がお手元に届くと思います。
活動日も若干、ほんの若干ですが、変更しました。みなさんの予定が組みやすくなると良いなあ。
(2014年08月28日)
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招きポスター

今日も午後から雨。
最近毎日のように降っていますね。
縄文館では昨日、3階の作業室にもっとお客さまが入りやすい雰囲気を作れるようにポスターが作成されました!
2階の階段と3階の作業室前計2か所。
そんな招きポスターのお陰でしょうか。
今日はこの雨の中、2組の御来客がありました。
1組はボランティアスタッフとしても活動されているSさん。美人な娘さんと一緒に来てくださいました。
接合で使う紙箱を折って持って来てくださりありがとうございました。
2組目は燕市からのご夫婦。
ドライブ中に偶然、笹山遺跡の看板を見つけたそうで。
住居やモニュメントでもたくさん写真を撮って帰られました!
足元の悪い中、ありがとうございました。
作業員 涌井
(2014年08月27日)
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あせとん

今日は雨と風で涼しい笹山です。
午後に作業員阿部Mさんが行っていた作業を載せてみました。
筆で砂でも落としている…?
いえいえ。
写真左側に写っているアセトンという薬品で土器に付着している接着剤を溶かして取り除いているのです。
土器は現場から取り上げた後、割れてしまう事があり(洗っている時や、元々割れかけていたり…)、接着剤で接着する時があります。
しかし、接着不十分だったりすると、後から土器が歪んだままくっついてしまったり、そこからとれてしまう事があります。
そんな時に使うのがアセトンです。
接着されている部分を離したい時などにアセトンをつけてあげると溶けて離れていきます。
まあ、あまり使用しないに越した事はない製品ですね(汗)
今回は接合中にとれていたのを発見したので直していたそうです。
今日はアセトンの紹介でした!
今日の夜は十日町祭りの花火ですね。
晴れますように☆
作業員 涌井
(2014年08月26日)
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笹山遺跡ボランティア通信 20号

ボランティア通信も20号目を迎えました。
早いですね!
さて、
今日は昨日に引き続きボランティア活動日でした。
人数が多かった昨日に比べ、今日はやや静かな雰囲気でスタートです。
遺構049から一つの個体としてまとめて取り上げた土器の接合、展開を行いました。
口縁部分から底部までが繋がるように展開できるものもあれば、点数はたくさんあるのになかなか接合できないものもあり…
苦戦されている方もいらっしゃいました。
それでも、もう皆さん手慣れたもので、接合するたびに「合ってる??」と訊かれる事は殆どなくなり、どんどん作業を進められています!
作業員 阿部M
(2014年08月25日)
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笹山遺跡ボランティア通信19号

みなさんこんにちは、調査員の阿部です。
今日は笹山遺跡ボランティアの活動日でした。
016竪穴住居跡の遺物を片付け、あらたに049の遺物の接合を始めました。049は遺構だと思って掘ったけど、確かな遺構には認定できなかった地点。
遺物を広げてみたら、ぱっと見で矢羽根状沈線文のついた塔ヶ崎の数が016よりも圧倒的に少ないことが分かりました。
また、栃倉(式)は1点か2点あるだけ。
笹山の土器は古い方から、火焔→塔ヶ崎(矢羽根)→栃倉→沖之原→、の順ですから、上の観察結果は、笹山遺跡の中では比較的古い時期のものが多いことを示しています。049が、古い時期の土器が多かった8次調査区に近いことと何か関係しているかもしれません。広げた遺構を年代順にすると、049→016→013の順ですね。
ボランティアさんたちの接合活動は、新しい遺物が多いだけに多くの成果が出たようで、蛍の光が聞こえる時間になっても聞こえない振りをしつつ接合を続ける方々でたいへん賑やかでした。
笹山遺跡マップの会議も色々な案が出されました。レイアウトと入れ込む項目はだいたい決まりました。
また、佐藤委員長から次回の宿題がでました。宿題はズバリ「遺跡のキャッチフレーズ」。キャッチフレーズといわれても、すぐに想像できないあなたのために、会議中に飛び交っていました沢山のワードを一挙にご紹介しましょう。
5,000年のときを超えて火焔が国宝になる縄文土器のふるさとは激情
わかりましたか?
わかりませんよね。
だから宿題なんです!
阿部
(2014年08月24日)
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次の遺構は…

今日は以前から少しずつ進めていた遺構016の収納がほぼ終わりました。
簡単に収納と言ってもただしまうのではなく、1つ1つ再度確認し、同類に分けていく作業は意外と時間がかかります。
しかし、そうやって再度見直していく事で、接合する遺物も出てきて収穫もありました。
長い期間接合を試してきた遺構016に別れを告げ、次は遺構049です!
遺構049も遺物の数では016に負けていません。
どんな遺物が出てくるか楽しみです。
作業員 涌井
(2014年08月22日)
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縄の向きをみる

なんとなく敬遠していた作業…
縄文のみの土器の分類に着手しました。
調査員阿部さんに教えていただきつつ、
黒板に書きつつ(写真)、
ティッシュを撚って粘土に転がしてみたりして、
少しずつ進んでいます(焦)。
この工程を蔑ろにすると後が大変なので、
慣れてくればささっと出来ると期待して頑張ります!
阿部M
(2014年08月21日)
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マップ資料集め2日目

今日も昨日に引き続き作成中のガイドマップ用の資料集めをしました。
昨日集めた資料のほかに今日、調査員阿部さんにアドバイスいただき新たに追加した資料を合わせ
A4が3枚、A3が2枚の材料が集まりました。
今週末の話し合いでガイドマップに載せる内容はほぼ決まり、
少しずつ形が見えてくると思うととても楽しみです!
作業員 涌井
(2014年08月20日)
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写真

今日は博物館内で、笹山遺跡のガイドマップに使用出来そうな写真を探していました。
7月のブログでもちょこちょこ話題にあがっていた写真探しですが、
前回のガイドマップのミーティングのなかで、「こんな写真があったらいいな」という意見・要望がでていたので、それを踏まえ、1980年代の笹山遺跡での発掘作業の様子や国宝指定された土器たち、8次〜10次調査で出土した土器や石器などの写真を探します。
どの写真を使用するかは、次回以降のミーティングで決まりますが、
この写真がどんな所で使われるんだろうか、
ガイドマップを通してこの写真を見た人は笹山遺跡に興味をもってくれると嬉しいな、
なんてことを考えながら探していました。
作業員 阿部M
(2014年08月19日)
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増えました♪

今日は来訪者も少なく静かな笹山です。
縄文館3階の廊下には、現代の方が作った土偶や土器が飾られてあります。
その殆どは、作られた方のご厚意で置かれています。
そんな中に新たに増えました♪
先日の野焼きで焼いた土偶や土器9個も一緒に並べてみました。
カッパ型土偶やミニチュア土器など、笹山から出土したものを模しているものもあり笹山への愛が感じられますね。
隣の火焔型土器は同じ野焼きの日に行った、土器鍋に使用しました。
一層ススが付いて味わいが増しました。
この土器も元はボランティアさんの作品です。
提供していただいたOさんに感謝です。
縄文館に来られた際は、そんな所も見てもらえると嬉しいです。
作業員 涌井
(2014年08月18日)
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ただいま満開

今日は隣の野球場が試合で賑やかです。
縄文館の前の駐車スペースに車が停まるたびに、見学者かも!とソワソワしていた阿部Mです。
縄文館の前には、復元住居が建つ遺跡ひろばがあります。
そこには芝が植えられ、ところどころにシロツメクサが自生していますが、
実はオオバコという草もたくさん自生しています。
ひろばの中央部分ではほとんど見かけませんが、人がよく通り、芝やシロツメクサがあまり生えていない場所にたくさん生えています。なぜなら、踏みつけられるのには強いものの、逆に人があまり通らない場所では、茎が高く伸びないため、他の草に負けてしまうからだそうです。
謙虚というか、逞しいというか…。
そんなオオバコが、ただいま満開です。
派手さはありませんが、米の花にも似たような小さな花を咲かせています。(写真で分かりますか?)
開花時期は4月〜9月と長めです。
皆さんのまわりのオオバコも、今咲いているかもしれませんね!
(あ、一日ソワソワしていましたが、結局誰も来ませんでした…)
(2014年08月14日)
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Nさん

ここ最近は毎日のように縄文館の隣の陸上競技場や野球場で夏休みの学生さんが練習する風景がありましたが、
今日はお盆に入ったためか誰も練習していなく、少し静かな笹山です。
そんな中、以前笹山の整理作業でお世話になったNさんが帰省された息子さんやお孫さん達を連れて遊びに来て下さいました!
Nさんは嬉しそうにお孫さん達に笹山についてお話されていました。
Nさん含むシルバー作業員さんの書いた注記の字を見て、
「シールかと思った!手書きだったんだ!」
と驚かれていました。
私も、「じぃじ」と呼ばれるNさんを見て新鮮な感じでした。
久しぶりにお元気そうなお顔が見られて良かったです。
作業員 涌井
(2014年08月13日)
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はじめました。

台風が過ぎて穏やかな天気になりつつありますね。
今日は過ごしやすい気温の笹山です。
さて、来る日も来る日も接合を試していた遺構016から出土の土器たちですが、
今日から土器の種類ごとに分類をして収納する作業が始まりました。
まずは、
少しでも接合したり、同じ個体と思われる土器が入っている紙箱をテンバコに納めます。
写真のテンバコには似ている種類の土器で、胴部分に矢羽根状沈線(≫≫ ←こんな感じの模様です)か縄文かで仕分けてあります。
仕分け始めると、
あ、なんか似てる! と思うものも見つかるので面白いですね。
016が片付いたら次の遺構が待っているので、
ここからはスピードアップしなきゃですね!
作業員 阿部M
(2014年08月12日)
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笹山遺跡ボランティア通信 18号

縄文館に出勤して間もなく、
遠くから元気の良い掛け声と共に笹山に向かって歩いてくる方々がいました。
少し様子を伺っていると、歩いている方が持っているのぼりに「100キロ徒歩の旅」と書いてありました。
笹山が休憩ポイントだったみたいです。
子ども達は元気いっぱいですね〜。
よく見てみるとお揃いのTシャツ。
「良いねぇ!笹山遺跡にもオリジナルTシャツあったら面白いね♪」
「遺跡を巡るじょうもんウォークとかどうかな!?」
と、色んな想像を膨らませながら1日が始まりました!
今日は18回目のボランティアスタッフ活動日でした。
午前2名、午後4名の方にお手伝いいただきました。ありがとうございました!
遺構013の一部の遺物を箱にしまっていただいたり、まだ出していない遺物を出して接合をお願いしました。
013のテーブルが一層遺物で埋め尽くされてどの位接合するか楽しみです。
来週の8月18日(月)の活動はお休みになります。
良いお盆をお過ごしください。
作業員 涌井
(2014年08月11日)
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縄文土器をつくろう!

皆さんが丹精込めて作った土器を、無事に焼きあげる事ができました!
今日は笹山縄文カレッジの企画、
夏休み親子自由研究サポート「縄文土器をつくろう!」の2日目で、野焼きが行われました。
笹山縄文探検団の方から野焼きの指導をしていただき、笹山遺跡ボランティアの方からもお手伝いしていただきました。
台風の影響も心配されましたが、時折、雨があたるものの、良い土器焼き日和でしたね!
焼いてる途中に、
貼りつけた隆帯部分や突起の一部が外れる、というものはありましたが、
ひとつも土器が割れること無く焼きあがり、本当に良かったです。
お昼に用意した土器鍋の試食も、おかわりが出るほどの盛況ぶりでした。
味付けは塩だけ、のシンプルなスープだったのですが、復元住居の中で作って外で食べる、という特別な雰囲気が食欲を誘ったのかも知れませんね〜。
午後からは自由研究をまとめる時間。
当時の色や模様について知りたい、自分が作った土器の形はなんて言うんだろう、と自分で体験したことから出てきた疑問を整理作業室で土器を見ながら考える子どももいました。
さて、
どんなふうに自由研究をまとめるのか、楽しみですね!
作業員 阿部M
(2014年08月10日)
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週末の天気は…

今日は1日中雨でした。
写真は縄文館3階から信濃川方面を撮ったのですが、
向こうにある山が見えないくらい真っ白になって雨が降っています。
台風の影響なのか時折横殴りの雨も降ったりで…。
涼しいのは良いのですが、今心配なのは
笹山縄文カレッジ夏休み親子自由研究サポート「縄文土器をつくろう!」2日目の土器焼きが来週初めにあることです。
暑さの心配はしていましたが、雨はまあ無いだろうと高を括っていました。
せっかくなら小学生には自分の作った土器を自分で焼いてもらいたいですもんね!
せめて午前中だけでも晴れてほしいものです。
作業員 涌井
(2014年08月08日)
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続・発見

昨日の記事で話題に出たハチの巣ですが、
なんと、もう一つありました…。
換気扇の室外のフードの中です。
大きさは同じくらいでしたが、こちらの方が早くに住み着いていたのか、巣の周りには成虫のハチたちが数匹。どうやら、アシナガバチのようです。
今朝、ハチの巣を駆除しようと博物館から強力な殺虫剤を借りてきて、
暑いながらも作業着を着用。
そして、シューっと一撃!!
襲いかかってくるかと思いましたが、意外にもあっけなく駆除は終わりました。
これで一安心ですが、
なんでしょう、この罪悪感。
生まれ変わってもハチにはなりたくない、と心から思いました。
作業員 阿部M
(2014年08月07日)
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発見

今日の朝、いつものように縄文館作業室のカーテンを開けていたら、
ハチの巣を発見しました!
以前から作業室の窓を開けているといろいろなハチが入ってきていました。
あまりにも頻繁にハチが入るので近くに巣があるのでは?
と、見回った事もあるのですが、今まで見たことはありませんでした。
いつからあったのでしょう…。
まだ小さいし最近出来たのでしょうか。
午後になって駆除しようとつっつく棒を持って見てみるとタイミング悪くハチたちが群がっていたので断念。
巣が大きくなる前に退治せねば!
作業員 涌井
(2014年08月06日)
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今日の見学者

今日は午前中に職場体験の中学生と大学の博物館実習生が見学に訪れました。
涌井さんが説明を担当し、復元住居やモニュメント、整理作業室を案内していました。
整理作業室に入ると、皆さん土器の量と土器に書いてある注記の小ささに驚いてましたね!
土器を接合する時のコツはなんですか?
左右の利き手で土器の作り方が変わりますか?
といった質問もあり、本物の土器を間近に見て触れることで、土器が「博物館に展示してあるモノ」という感覚から、身近なものに感じてくれたのかな、と思いました。
今日見学に訪れた皆さんの中に、こんな仕事もあるんだ!と、記憶に残ってくれると嬉しいですね〜。
作業員 阿部M
(2014年08月05日)
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笹山遺跡ボランティア通信17号

今日は17回目のボランティアスタッフ活動日でした!
午前2名、午後4名の方にお手伝いしていただきました。ありがとうございました。
以前この笹山ブログでも紹介しましたが、作業室に新たに遺物を並べるためのテーブルを増やしました。
長テーブル4つ増やしたので、おおよそ7〜800点の遺物を並べる事が出来る面積です。
そこに今日は遺構013の遺物を並べる作業をしました。
遺構013の遺物はそれほど遺物の量は多くないので、すべて並べきりました。
今まで接合作業をしてきた遺構016に近い遺構ですが、また文様の雰囲気が変わり、
心新たに接合作業がスタートです!
作業員 涌井
(2014年08月04日)
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水がない

予想通り、昨日は筋肉痛になった阿部Mです。
風が通る整理作業室とはいえ、今日はじっとしていると暑いので、休憩時間にちょっと散歩へ。
涼を求めて、足は自然と川の方へ向かいました。
川のそばの草むらへ入ると、バッタが身の危険を感じてか逃げるんですよね、なぜか川の方へ向って…。
かわいそうな事をしたなぁ、なんて川を覗くと
水が流れていない。
バッタ無事でした。よかった。
もともと水量のある川ではないのですが、この暑さで枯渇しちゃったのかとも思いましたが、
そういえば、この川の名前は水無川。
少し調べてみれば、
増水時には水が流れるけれど、普段は伏流水になって地表面には水が流れないんだそうです。
全国各地に「水無川」ってあるんだそうですね。
笹山遺跡に当時住んでた人たちも、水無川って呼んでいたのかも、、、とちょっと想いを馳せた時間でした。
(2014年08月01日)
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